マシラウ登山ルート(その2)
写真−79
2008.4.17
am9:28
熱帯雨林はアブラヤシ農園になった‥‥
ボルネオ島の70%を占めていた熱帯雨林はあっという間に伐採され、その後の多くの面積がアブラヤシ農園(オイルパーム・エステート)に変わってしまった。
アブラヤシ(オイルパーム)のプランテーション(大規模工場生産方式農園)は、農業というよりは利益優先の巨大ビジネスである。アブラヤシは1haで約3.7tの油が取れるが、これは大豆の10倍の面積効率である。アブラヤシは年中実がなり、年に10回ほど収穫が出来る。1房には実が1000個〜2000個ほどあり、種子を搾ったものが「パーム核油」、果肉を搾ったものが
「パーム油」 となる。
マレーシアのオイルパームは、マレーシアの主要輸出農産品(生産高1588万トン)になっている。これは全世界のオイルパーム生産量の42.7%である。(2006年暫定値データ、世界国勢図会2007/08版にて調べた)
(続く)