ロウズ・ピーク直下
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写真−40
2008.4.16
am7:22
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ヨガは高山病を防ぐ?‥‥
先にも書いたが、今回の登山は高山病とは無縁だった。添乗員が毎日血中酸素を測定してくれたが、高所でも88〜91%はあった。これはドゥスン族のガイドやポーターと同じレベルである。

富士山では何度か軽い高山病になり、激しく疲れた経験があるので、今回は事前に研究した。

山頂では気圧が地上の61.4%に減少し、酸素も61.4%減少する。従って呼吸を深く行うことにより、空気を地上の呼吸より40%多く吸い込めば高山病に罹らない理屈である。

過去の富士山では疲れると「ハーハー・ゼーゼー」 と短く激しく呼吸していた。これでは酸素を多く吸い込めない。対して、キナバル山では歩数に合わせて毎回腹式深呼吸を行った。これはフィットネスクラブで2年前から行っているヨガの練習方法をそのまま応用したのものだが、効果はテキメンであった。

文献等には高山病対策として、深い呼吸の他に、水分の摂取、十分な睡眠、保温に気をつけて暖かくする、アルコールの摂取は控える、予防薬を飲むなどの多くの知見がある。しかし、一度に数多く説明されてもどれが最重要か分からない。

キナバル山程度の高度では、私の場合連続した深呼吸で高山病が防止出来ることを経験した。