山地林上部(雲霧林)
写真−37
2008.4.15
pm4:23
山地林上部(雲霧林)‥‥
山地林上部とは、標高2500〜3500mの山地森林地帯のこと。今回の登山ではMenpening休憩所から、サヤッ・サヤッ小屋(366 8m)下方が該当する。
この地帯の森林は丈が極端に低く、枝がねじれ曲がり、こぶ状に膨れ上がった太い枝をしている。そしてそれらの全てが厚いコケに覆われている。
3000m付近の林の中は林床も樹幹もコケむし、ランやシダ類の着生植物が入り乱れている。広葉樹なのに葉が小さく、一見針葉樹に見える。サルオガセも多い。何と言う幽玄な雰囲気であろうか。雲霧林の名前も気に入った。
この辺りの山地林の外観は日本の亜高山地帯に似ているとも言える。
(富士山では1600〜2400mが亜高山地帯である)