キナバル山の御来光(その3)
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写真−10
2008.4.16
am5:56
キナバル山の御来光(その3) kinabalu015001.gif
高度と気圧と温度
の関係図表へ
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気圧と気温の変化‥‥
高い山に登ると気圧が下がり、高山病に罹る可能性もある。キナバル山の場合、どの程度気圧と温度が下がるか計算してみた。

地上気圧(海抜0m): 1013 hPa(ヘクトパスカル) :
地上温度(海抜0m):  27 ℃ (コタキナバルの日中の平均的気温): とすると、キナバル山での理論計算値は、

     ・宿泊した山小屋(3324m)‥‥気圧 681 hPa  温度 5.4 ℃
     ・キナバル山頂上(4095m)‥‥ 気圧 622 hPa  温度 0.4 ℃

すなわち、山頂の気圧は地上の 61.4%、宿泊した山小屋では 67.2% に低下する。
酸素濃度も気圧に比例するので、山頂は地上の 61.4% の酸素しかないことになる。

温度は山頂では地上より26.6℃ 下がり、宿泊した山小屋では 21.6℃ 下がる。
計算式上では、地上温度が5℃下がれば山頂温度も5℃下がる。
また、水の沸騰点を計算すると、山頂では86.9℃、宿泊した山小屋では89.2℃ である。

なお、宿泊した山小屋(グンティン・ラガダン・ハット)の標高(3324m)は、富士山では8合目に当たる。

<高度による気圧と温度の計算図表へ>