アイスランド内陸部
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写真−89
デティフォスの滝
デティフォスの滝(落差44m、幅100m)
どこまで断崖に近づくかは自己責任
2009.7.15
12:14
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自己責任について‥‥
アイスランドの観光地の滝や地熱地帯などには、柵や危険を喚起する看板は一般にはない。足を滑らせば直ちに重大事態になるところでもそうである。危険は自分で判断しろということなのであろう。

ところが最近アメリカからの旅行者が増えて、彼らは滑って転んだら、観光地を管理するアイスランド政府の責任を追及して訴訟を起こすことが多くなったので、看板や柵をつけ始めたという。

冬の厳しい自然の中で、危険は自分で判断しないと生きて行けないアイスランドの人たちと、勝手に危険なところに入り込み、事故が起こったら他人のせいにして保障を要求するアメリカ文化との違いを感じた。

アイスランド人の、危険は自分で判断するとの考え方は、旅行中いろいろな場面で感じた。「自己責任」と「危険を予知する判断力」は一体となっている。

日本人の中には、自分で危険が判断出来ず、訴訟を起こすこともせず、ガイドから指摘、あるいは説明、または行動を指示されないと動けない人もいる。ドアーキーの使い方、ホテルの蛇口の使い方、スーパーでの買い物の仕方、露天風呂への入り方‥‥全てを事細かく説明を受けないと判断と行動が出来ない。