サウスレア(2)
写真−26
2008.8.01
11:09
Saussrea obvallata.(4000-5000m),Jul.-Sep.
シーク教(1)‥‥
シーク教徒の風貌はあまりにも特徴があり個性的なため、その宗教について少し調べてみた。
シーク教は、ナーナク(15-16世紀)を開祖とするインドの有力な宗教。
教義の特徴はヒンドゥー教とイスラム教を批判的に統合したという点にある。教義の上では他宗教を排除することはないが、ヒンドゥー・イスラム両教の形骸化、形式化した面については激しく批判をしている。
宗教の最終目標は神と合一することであったが、その手段は従来のヒンドゥー教が指示してきた儀礼や修行によってはできないという。沐浴も供養(プジャー)も偶像崇拝も断食などの苦行も、ヴェーダ聖典の学習もすべて無用である。
ヒンドゥー教の根底をなすカースト制度も非難の対象となった。おのれの高低は、おのれの行いによって決まるものである。そもそも、唯一、絶対、全能の神の前では、人は全く平等であり、分け隔てのない同朋であるという。(続く)