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バーゲルハット(世界遺産)
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写真−56
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シャイト・ゴンブス・モスク
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バーゲルハットのイスラーム都市遺跡(世界遺産)‥‥
15世紀前半、ベンガルのデルタの海岸に面する大湿地帯に、イスラーム神秘主義のスーフィー聖者であるペルシャ系のカーン・ジャハーン・アリが来往し、360ものモスク(現存は9つ)を抱える都市バーゲル・ハットを建設した。そして、バーゲル・ハットはベンガル地方の重要な商業中心地として栄えた。ムガル帝国期以前のモスクの中ではバングラデシュ最大の都市遺跡である。

遺跡内にはモスクや霊廟など50にもおよぶ建造物があり、そのほとんどがカン・ジャハーン様式により建設された。カン・ジャハーン様式は、ムスリム様式とデリーのトゥグルク様式を混合した建築様式である。中でも、1459年に建立されたシャイト・ゴンブス・モスク(世界遺産)は、カン・ジャハーン様式を如実に反映している。

なお、「シャイト・ゴンブス・モスク」は「60のドームを持つモスク」を意味しており、屋根には60のドームが並んでいる。しかし、メインの幾何模様配置以外のドームも合わせると77のドームがある。