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頭に来たことシリーズ
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3.頭に来た騒動
2002/10/1(Tue)
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BSE(狂牛病)騒動の中で“雪印”や“日本ハム”の大手食品業者が国産在庫買取制度を悪用して輸入肉を国産肉と偽って申請、国より補償金を受け取ったことが話題になっている。国の金は即ち税金だから国民やマスコミが怒るのは当然である。

ただしここで腑に落ちないのは、食品業者が狂牛病関連で失った損害に対し、国が補償金を支払う事は何時どのようにして決められたのであろうか。マスコミが狂牛病の怖さや餌のルートで大騒ぎをしている影で、族議員の素早い働きによりなるべく世間の話題にならない様に決められたのではなかろうか。これは頭に来る。

もし族議員と食品業者の間で陰謀に近い状況で決まったのならば、内部告発により虚偽
の申請が明らかになり食品業者が世間から制裁を受けるのは自業自得である。

昨日、関連して面白いことが起こった。“西友”が「輸入の豚肉を国産と偽表示して販売していたので領収書が無くても申請により払い戻す」と良心的かつ大々的に発表した。

この結果、札幌の“西友”では偽装表示した肉94万円分に対し4,928万円を支払い、埼玉の狭山では偽装表示331万円分に対し1,000万円の支払いを行った。

支払った相手は肉など普段は買いに来ない耳やあごにピアスをした茶髪の若者である。

これらの若者が払い戻しを求めて押し寄せ暴徒化し、警備員が負傷する事態になったので、さすがの“西友”も途中で支払いを打ち切り、店は臨時閉鎖した。
 
この若者達は消費者ではない。携帯電話の連絡網で「西友に行けば3万円貰える」との情報で集まった暴徒である。あまりにも情けない連中である。 

しかし西友が「このような発表をすればこのような事態になる」との予測が出来なかったのも情けない。現在の世相を理解しておらず非常識だ。善良な消費者の他に、このような馬鹿な集団が発生する下地があることを知らずに大衆相手の商売をする感覚を疑う。
 
当たり前の常識を、大手食品業者や大手スーパーの営業部長や経営者は持ち合わせ無いから妙な判断をする。当たり前の常識が無い人が威張っていることが頭に来る。 


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