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頭に来たことシリーズ
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2.頭に来たワード
2002/9/26(Thu)
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世の中に欠陥商品はいろいろある。

しかし大多数はメーカーが反省して改良するか、あるいは世間がその商品を相手にせず自然に淘汰するかどちらかだ。

ところがITの世界では欠陥が威張ってまかり通り、世間も欠陥を欠陥と認識せず、上手く使えないのは自分が悪いのだと思い込んで日夜トレーニングに励んでいるものがある。 

その一つが“Microsoft Word ”である。

このソフトにはやたらとオートフォーマットやオートコレクトやその他のオート機能が組み込まれており自動的にいろいろなことをやってくれる。お節介だ。

特に箇条書きの資料を作ろうとすると、ソフトが勝手に文字の位置を変えたり、箇条書き番号を変えたりするので不便極まりない。順を追って資料を作成する時はまだ良いが、資料を作る時は大抵試行錯誤で順番を入れ変える。そのたびにディスプレイ上は大騒ぎだ。

昔のワープロの時代は使い易かった。私はプロに近いほうだと自負していた。ゆっくり喋ってくれればそのままキーボードを打てた。ところが今の“Word”ではこのオート機能が働くため、全然スピードが上がらない。パソコンはペンティアムWの最新型高性能なものである。それが昔の低性能なワープロより使いづらい。

設定によりオートの機能を殺す事くらい知っているが、そんな事考える事自体が煩らわしい。そもそもこのオートフォーマットやオートコレクトの設定項目は、ソフトの製作者がソフトの多機能を示威するためのものであり、使用者からみた快適なインターフェースではない。
 
さらに頭に来るのは、漢字変換が嫌がらせのように違う漢字を選んでくれる。そしてペンティアムWの最新型高性能をもってしても漢字変換速度が遅くていらいらする。日本文字と英文字が混じった資料を作成する時,字体の切り替えが実に分かり難い。 


これを欠陥商品と言わなければ何であろうか。しかも薄気味悪いのは、日本中の個人と法人がパソコンを購入するたびに、“Word”のソフト代金2万円をマイクロソフト鰍ノ自動的に支払う仕組みが出来上がっていることである。




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