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2007年5月26日
高伝寺にて

今回、鍋島家の菩提寺である“高伝寺”にも足を運びました。
数年前に一度訪れているので、二回目となります。
ここには、佐賀歴代藩主をはじめ、龍造寺隆信・政家・高房の墓石があります。
また、副島種臣のお墓もあります。

前回訪れた際、住職にこう尋ねられました。

『 どちらをお参りに。 』

つまり、龍造寺家か、鍋島家のどちらに参ったのかという問いかけなのでしょう。

私は思わず、両方ですと答えました。

すると今度は、「 お名前は。」と、名字を尋ねてきました。

“ 武富です。 ”

住職は、ウムッと首を傾げ、家来に武富というのがいたなと呟きました。

(龍造寺家・鍋島家のどちらの家来かは定かではありませんが、)

そして今度は、菩提寺はどこにあるのかと尋ねてきましたので、○○町の○○寺ですと答えました。

まるで、禅問答をしているかのようでしたが、これでやっと境内に入れてもらうことができました。

住職は、何故このような問いかけをしたのか未だにわかりませんが、一生忘れることができない出来事です。

 

Posted by takedomi at 17:01