カレン族
KAREN
モン(メオ)族HMONG(MEO)
ミェン(ヤオ)族MIEN(YAO)
リス族LISU
アカ族AKHA
ラフ族LAHU
アカ族AKHA
中国ではハニ族、アイニー族、タイではイコー族と
呼ばれることが多いが、タイのアカ族はイコーを蔑称として好まず、
自称は「アカ」である。タイでの人口約5万人のほとんどが
チェンライ県、チェンマイ県に居住する。中国雲南省、ラオス西北部、
ミャンマーのシャン州にも居住し、タイにはここ半世紀の間に
ミャンマー、中国から移住していた。一部はキリスト教に改宗している。
アニミズムを信仰する集落では村の共同儀礼が多く、
中でも8月から9月にかけて行われる農耕儀礼のひとつ
「ぶらんこ祭り」は有名。(下の画像) 住居は高床式で(右上の画像)
男女の居間や寝室が別れている。
出身地や頭飾りの形によってウロ・アカ族、ロミ・アカ族などの区別がある。
父系制で祖霊崇拝を重視し、共通の祖先から始まって
代々父親の名の一部をとって 子供に命名していく
「父子連名法」により、各自が50代以上にわたる
祖先の系譜を暗誦している。
女性の民族衣装の特徴である銀の頭飾りは、眠るときも外さない。
アカ族のおばあちゃん
伝統の衣裳に身を包んでいます
大きな竹のパイプで タバコを吸う男性
『ぶらんこ祭り』で使用される
ぶらんこ台 ここからぶらんこの
要領でスウィングする
村の入口にある『精霊の門』
門の傍には男女の像があります
アカ族の家 この家は中に
入る事も出来ます
家の内部
リス族LISU
ラフ族LAHU
チベット・ビルマ語派のイ語群に属するリス語を話し、
中国雲南省、ミャンマーカチン州、シャン州、ラオスにも居住する。
タイではリソーと他称されるが、自称はリスー。
チェンライ県、チェンマイ県、メーホンソン県、ターク県などに居住。
かつては中国のチベット高原南東部、怒江(サルウイン河)
流域に居住していたといわれ、長い年月をかけてこの河に沿って南下し、
ミャンマーやタイに移住してきたとされる。 父系制で文化的には漢族の影響が強く、
新年の壮大な祭りも中国正月に合わせて行われる。
住居はアカ族やラフ族と異なり、地床式(土間式)の家を建てる。
女性の民族衣装はカラフルで、特に新年際のときには
重厚な銀のアクセサリーを身につけて踊る。
クランごとに蜜蜂、山猫、魚など独自のトーテムをもち、
同一クラン内のでの婚姻はタブーとされている。
結婚するときは夫側は妻側に婚資として多額の銀貨を
支払わねばならない習慣があった
盛装をしたリス族の女性
元気な子供達
中国雲南省、ラオス、ミャンマーにも広く分布し、
チベット・ビルマ語諸派のイ語群に属するラフ語を話す。
タイには19世紀末、ミャンマーより移住してきたといわれる。
チェンライ県、チェンマイ県、メーホンソン県などに居住。
タイではムソー族と呼ばれるが、自称はラフ。「虎を狩る」の意味である。
狩猟採集民族としての文化を色濃く残しており、
性格の温和さとホスピタリティの豊かさは山岳民族の中でも際立っている。
ラフ・ナ、ラフ・バラン、ラフ・バッキオ、ラフ・ニ、ラフ・シェレ
など多くの支族に別れており、言語や民族衣装も多様である。
ラフ・ナ族、ラフ・バラン族はキリスト教への改宗が進んでいる。
ラフ・ニ族はシャン族の仏教、シャーマニズムの影響が強く、
グシャ、アパサャチャ、アイマなどの天上の神を信仰し、
新月と満月の日には村の神社「ホイェ」に集まって供え物をし、輪になって踊る。
ラフ・ナ族の民族衣装
ラフ・ニ族の民族衣装