韓国展望所(1) 鰐浦
かすかに見えた巨済島(コジェド:거제도)

鰐浦は対馬の北端にある。ここから韓国までは49.5キロメートル。天気のよいときは韓国をはっきり見ることができる。空気の乾いた北風の吹くときが最もよいそうだ。釜山から対馬が見えるときは、天気が下り坂のときだから条件は正反対である。この日は巨済島がうっすらと見え(上の写真)、釜山の海雲台付近の山がぼやけて見えた。ここからは韓国の携帯電話を使うことができる。

展望台の足下は鰐浦漁港である。江戸時代、朝鮮通信使が一時に冬に使った港である。この沖は岩礁が多く、航海の難所だった。韓国が見渡せる岡の上には近年に立てられた「朝鮮国訳官勅使殉難の碑」が立てられている。

釜山がかすかに見える 朝鮮国訳官勅使殉難之碑
携帯(左にアンテナ)

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