昌徳宮の建物の並び方
入り口の案内図 上空から(昭和10年代)

昌徳宮は離宮として作られた。離宮は王が息抜きできるところなので、建物の配置もそれを考えている。一方ここで政治を行うことも考えると王宮の作り方の形式にも合わさなければならない。昌徳宮はその両方を合わせた作りをしていた。

正殿(右の写真の@)、普段の政治の場(A)、生活の場(B)が前後に並ぶように建てられながら、景福宮のように南北一列ではなく、東西に広がるように建てられている。これは後苑からのびてくる尾根筋に沿って作られたためである。このように建てることで堅苦しさを減らそうとしたという。

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