第11回 7月9日(日比谷)
夏休み宿題、漢数詞(2)

1 復習テスト

  1.1から10までの漢数詞をハングルで書け。
  2.次の単語の意味と、합니다体、過去形を書け、
     오다, 만나다, 배우다, 읽다, 좋다, 가다, 보다, 있다, 좋아하다, 이다
  
2 夏休みの宿題について。 回加えた。
以下の3つを行い、それぞれレポートすること。
  1.町中のハングル
    自宅の近所を歩き、ハングルを探し写真を撮ってくること。
       ・どういう所にあったか。
      ・自力で読む(意味までは問わない)

  2.おっと危ないハングル
    ハングルと見間違えたものの写真を撮る。
       ・どういう所で見間違えたかを報告

  3.韓国人街を歩く
    次の2カ所を回ること。
       aニューカマーの町(新大久保、赤坂見附、六本木など)
       b在日の町(三河島、上野、枝川、川崎桜本など)

     以下のことを調べる。
       なぜそこにこのような町が出来たか。
       aとbで町の雰囲気にどのような差があるか(聞こえてくる言語にも注目)

  (註)ニューカマー:最近来た韓国人が作っている町(8月15日に新大久保を巡検することとなった)
    在日    :1945年前から日本にいて、1952年まで引き続き在留した人とその子孫。
            1910年〜45年まで日本の植民地。
            45年のポツダム宣言は休戦条約であって、講和条約で領土や国籍について最終的に精算。
            48年に大韓民国(대한민국)と朝鮮民主主義人民共和国(조선민주주의인민공화국)が
                独立はしているが、それと日本国籍の問題は別
                 (北朝鮮の国名が日本語に似ていておもしろがっていた…漢字音の関係の導入にもなる)。

            なお、戦前の日本の領土は 
                 1.本土
                 2.植民地(朝鮮、台湾、樺太)
                 3.租借地(関東州)
                 4.信託統治領(南洋群島)
                     このほかに外国扱いの傀儡政府(満州帝国)、満鉄用地などがあり、複雑であった。
  
3 ハングル試験について
 試験日:9月3日 範囲 
  授業で取り上げたもの(文化も含む)。
  読み、書き、意味、数字、
  漢字語が作れるか。
  動詞を使って、簡単な文章が作れるか。
  その他  

4 漢数詞(20 分)
  0から20までを使う。
   ・10(십)の発音がよく分からない。→십だが、旧仮名遣いだと「じふ」。「ふ」がㅂに対応。「じ」が시に対応。
   ・16の発音について
     6は日本語では「ロク」「リク」である。韓国では육であるが、北朝鮮では륙と書く。
      元々リクに近い発音だったが、Rが落ちた(日本語や韓国語はそういう傾向がある)。
     これが文中に入ると「ㄹ」が復活する。すると、ㅂ+ㄹ=ㅁ+ㄴとなる。
     同様に666は육육육と韓国では書くが、今の理屈からㄱ+ㄹ=ㅇ+ㄴとなり、発音は{융늉뉵}となる。

   漢数字が付くのは、月(월)、日(일)、分(분)、ウォン(원)、学年(학년{항년})である。
    月は、6月、10月は、それぞれ유월(×육월)、시월(×십월)となる。
    連音化が生ずるので、発音練習。それぞれの誕生日を言えるように練習。
     (誕生日=생일(生日))
    ・お金は実際の紙幣を見せる。

6 Happy Birthday to youを見る。
 1.障子の貼り方が日本と反対であることに気づかせる。
 2.画面に出てくる「우리 꽃 농원」を読ませる。
   우리は意味がとれる。농원は音と映像から意味を想像させる(원=円の音の関係から想像できた)。
 
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