第13回 9月25日(新宿)
前期のまとめ

1 韓国語の表記の歴史

   前回質問が出たため、プリントを使って説明。
    古代
     ・漢文のまま(三国史記)
     ・独自の使い方もあった
       漢文では読めないもの(郷歌をコピー)
       語尾以外は漢文で読めるもの(吏読)
       独自に崩したもの(カタカナに影響を与えたともいわれる)
        (これらのものは内容に踏み込まず、紹介だけ。郷歌、吏読とも名前も出していない)

    中世・近世
     ・ハングルの発明(1459 韓国側の数字を使った)
       訓民正音の出だしを使い、現在と書き方が異なるが「国の言葉は異乎中国」となっていることに気づかせる。
       また、「異乎中国」の漢字の間に読み方が書いてあり、さらに意味説明があることまで説明。
     ・しかし知識人の文章は漢文 
        cf.科挙(ちょうど2年の世界史で唐の科挙をやったところだった)
       例 高宗実録(1904)
        最後数行を漢文風に読み下して、完全に意味がとれることに気づかせる。
     ・一般向けは、感じハングル混じりも。
       例 皇城新聞(1910)の広告より。
          助詞部分がハングルになっている。
          (国漢文であるが、これについてはさらっと触れる程度)

    現在
      漢字が必要な場合は、カッコ書きであらわすことが普通(高等学校 国語(下)より)。

  あわせて、漢文の読み方のプリントも配る。
   前回、表記について質問が出たときに、漢文の読み方について簡単に触れたため。
    (李白 山中答俗人を使用。なじみのあるものを使いたかったため。これも漢文の授業で触れていたとのこと)

2 買い物

   数字の復習
    ・漢数字
     10万まで。
     電話番号、110、112、119など。
     6だけ発音が変わる事に注意。
     지금 몇시예요?など練習
    ・固有数字
      助数詞を付けた形
 
   ・「好きやねん」のスキットを使って練習。
     こちらから「○○下さい」と言ったことに対して、「○○ウォンです」と答えてもらう。
     ○○を○個下さい(数字を入れ替えて)を練習。
     最後に「まけてください」などを練習して終わり。
     
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