第20回(12/10):試験、調理実習の準備

1 試験 問題はこちら
  【出題の観点】 
    1 注を参考にしながら、辞書を引き簡単な文章が読めるか。
    2、3 用言の辞書型から해요、합니다体に適切に変型できるか。
    4   用言の辞書型から過去形をつくることができるか。
                (2,3,4を通じて陽母音、陰母音、縮約の概念が理解できているかが分かる)
    5   与えられた単語を元にして簡単な文章(単文)が作れるか。(助詞が適切に使えるかも見る)
     ※1番の問題用紙を配布15分後に、2番以降の問題を配った。そこからは辞書の使用を不可とした。
     ※これらができれば、初歩の基本的な段階はほぼできていると言ってよい。

   【結果と考察】(平均60点)
    1 文章は平均2/3の所までやれていた(時間が少し短かった)
    2 해요体の作成はほぼできていた。ただし、좋아하다→좋아하요も比較的多かった。
    3 합니다体は若干の混乱が見られた。가다→가습니다は多くいた。同じ母音語幹の기다리 다は기다립니다
         と正答した者が多かった。授業で갔습니다を提示していたので、そちらに引かれたか
    4 半分程度のでき。とくに縮約はうまく行かない。過去形の場合、語基のあとに「ス」音が入るという意識はおおかた
          定着していると言ってよい。1月以降くり返し提示していきたい。
    5 助詞が定着していない。「に」→「니」となる者が多かった。「が」→「가」との混同か?
          は」は눈,눙.국などのバリエーションが見られた。
          私が「처」となるものも比較的多い。

  ※間違えとしては、全く完全に間違えている者は多くなく、ある程度知識を持ちつつも、整理されていないとか、混同している
    ケースが多い。特に、普段書く機会はそれほど多くないので、知識がうまく「書き」にリンクしていない可能性もある。

2 調理実習準備
  次週に調理実習を行うため、その調査を行う(インターネットで情報検索させる)。全体を4班に分ける。作る物<
   1 김밥
   2 국(미역국を推奨したが、김치찌개、순두부찌개なども出てきた)

    【条件】 貝類のような腐敗しやすい物を食材に選ばない。
          調理に手間のかかるようなものは選ばない(5時15分までに片づけられないと、そのまま撤収)。
          ごはんは昼休みのうちに炊いておく。

        食材(日本語と韓国語〔ネッ トの翻訳ソフトで訳していたが、沢庵などは싶고 팥고물になっていた〕)、
       調理法、感想を書いて班ごとに提出(次週)

3 冬休みの宿題

  1 韓国・朝鮮の食事の特徴を日本との比較において調べてくる。
      食材、調理法、調味料、習慣など
  2 韓国・朝鮮のお雑煮を自分の家のお雑煮と比較してレポート。
      (雑煮は1年の時に、地理の冬休みの宿題として、自分の両親の出身地、自分の家の雑煮の調理法、味付け、習慣を
      調べさせ、その雑煮の作り方の由来(どこの習慣か)を調べるレポートを全員を対象に課していた
       …また雑煮ですかという反応も。)

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