2001年授業(第1回目から第5回 目)
第1回 (4/16)  ガイダンス1
 1 志望動機 (受講者12名)
   言葉ができたら韓国へ言ってみたいから(多数)。
   言葉の勉強そのものが楽しいから。
   韓国で生活してみたいから。
 2 ハングルの有用性
   ハングルは朝鮮半島だけでなく、中国東北地方や広い範囲で使われる。
   ロシアやハワイと韓国語でメールをやりとりすることもできる。;
   日本人の海外旅行客の4人に1人が韓国へ行っている。
3 韓国語とは
   題目 草g剛が韓国語だけでフジテレビにでる(韓国ヤフーの記事より)
    …ハングルだけ、漢字、外来語部分を置き換えたもの、日本語訳のプリントを配布
   「てにをは」(らしきもの)がある。言葉の語順がよく似ている。
     共通する漢字語が多い。
     漢字の読み方は基本的に一つで日本語と関連性がある。

  反省点…どうしても社会科の講義調になってしまう…

第2回(4/23) ハングルを覚える、自己紹介
1 簡単な 自己紹介
   アン ニョンハセヨ、チョヌン〜ラゴヘヨ。〜シヌン  ナムジャエヨ?
   イェ、ナムジャエヨ。アニョ ヨジャエヨ
   (しばらくしてから漢字で「男子(ナムジャ)、女子(ヨジャ)と書く)
2 ハングルを覚える
    フルネームで自己紹介をさせる。
   ハングルで黒板に書き写す。
   五十音表を準備し、それに出てきた文字を記入する。
   理屈にしたがって、表を完成させる。
   わ(合成母音)、「ん」「つ」の書き方(パッチムの導入)
3 読んでみる
    ヒビヤ、ミタ、クダン、ギンザ(ギンサ以外は読みとれた)
4 アンニョンヒ カ セヨ、アンニョンヒ ケセヨを覚える。
     
  反省点…こ ちらがうっかりするとヘヨ体を、ハムニダ体にしてしまうことがあった。 まとめのプリントが必要。

第3回 (5/8) ハングルを読む、自己紹介
1 質問
  日本語を表示する場合「を」「は」「へ」などをどうあらわすか。
    →「お」、「わ」、「え」であらわす。
   長音をどうあらわすか。
    →長音はない。あえて言えば、同じ音を繰り返すこと。
2 韓国の話
   チナンジュ ハングゲ カッソヨ。(先週韓国へ行きました)
   ピヘンギロ カッソヨ(飛行機で行きました)
   キョンジュカジ ボスロ カッソヨ(慶州までバスで行きました)
   ソウルカジ キチャロ カッソヨ(ソウルまで汽車で行きました)
   イゴシ ソンムリエヨ(これはおみやげです)。
   サタンイエヨ(飴です)。…図を書いて説明をする。
    (飴をなめながら)カムサハミニダ、コマウォヨ、チョンマネヨ。
    (松葉の飴や五味子の飴をなめて目を白黒させていた)。
3 ハングルを読む
  ソウルの木曽屋のパンフレットを使う。
  (「天ぷらそば」、「若鶏の唐揚げ」など日本語をハングルで表記している)
  表記にある激音、濃音を簡単に説明。
  将来的に区別すること。同じように聞こえるパンも「パン」、「部屋」、ピストルの「バン」の違いがある。
4 会話練習。
     ○○シヌン イルボンサラミエヨ?(韓国、朝鮮、美国、中国)
     ○○シヌン ハクセンイエヨ?(会社員、医者、主婦、教師…)

反省点…フェサウォン(会社員)を提示したあと、フェサウォニエヨとする場合、先 にリエゾンの説明をするべきか、
      音から入ることに徹して、まずは説明しなくてよいか? (次週は体育祭準備のため1回休み。)
第4回 (5/21) 어の発音、課題
1 復習
  平音、激音、濃音の練習
  母音の練習
2 オ(어)の練習
   a:発音して聞かせる。
   b:아、어、오の順で口が小さくなる。
   c:ほっぺたの下のくぼみに手を入れて、「ア」を言うつもりで口を開ける。
3 「コミュニケーション韓国語」の単語を読む
  前回出てきた単語の復習
  日本人、韓国人、朝鮮人、中国人、アメリカ人、高校生、小学生、中学生、大学生
4 課題練習(次週ゲストが来るため)
  自己紹介と、1人1つ韓国に関する質問を考えておく。
    1 こんにちは。
    2 私は××と申し上げます。
    3 お会いできて嬉しいです。
    4 学生です(全員がこれをいうのは本当はおかしいのですが、練習として)
    5 趣味は××です、クラブは××部です。
    6 ありがとうございました。
     (××にあたるところは予め教えた)

第5回 (5/28) 歌で言葉を覚える(ゲストによる授業(李海玉さん))
1 歌を聴く
  「반갑습니다」(統一少女(北朝鮮の歌))
   ほとんどの生徒が16回、パンガップスムニダが出てきたのを聞き取っていた。
   ※ CDが手に入らずKBSのHPからダウンロードした、現在韓国で聞かれるものと は異なる)
2 李海玉さんの授業。  
  A:自己紹介。
    「저는、한국의、서울에서 온  KBS 직원인 이해옥입니다」。
   生徒からの自己紹介。
     感想)「上手ですね。韓国に行っても十分通じますよ」。生徒の嬉しそうな顔。

  B:李海玉さんへの質問。
      どこで、日本語を勉強したか。(大学で日本に来て、 自然と覚えた)
       好きな韓国の料理は。
       予備校にみんなが通っているのか。(娘さんが高校3年でとても具体的な話)
       流行っているドラマは。
       流行っている日本のアニメは。
       韓国と日本の一番違った点。
       (生徒の)母親がキムチ作りが好きだが、韓国のキムチが家ごとに違のは本当か。

  C:李海玉さんによる簡単な韓国語の指導
   数字の練習(固有数詞)

現実問題とし て합니다体は使 う場面が少なくなっている。高校生世代だとよほど畏 まったところでないと使わない。先生に対しても 通常は해요体で話すことが多いので、해요体で指導しても問 題はない(李海玉さんによる)。 (独白)普段の授業では見せない楽しそうな顔だった。

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