日本時代の鐘
(龍山三角地)
圓仏教ソウル教堂
 
仏教の一宗派の圓仏教(원불교:ウォンブルギョ)ソウル教堂は、龍山(용산: ヨンサン)三角地(삼각지:サムガックチ)の近くにある。戦前は高野山龍光寺(資料によっては龍山寺)で、1917年に作られた。本堂は日本時代に景福宮 から移されたもので、現在の青瓦台の近くにあった。一隅に鐘がある。一見して日本的な形をしているもので、表面には日本でしか使わない「々」の字や「○化 維鮮」などの 文字が彫られている。

○は削られているが、おそらく「開化」であろう。中に日本人の名前が彫られている。龍光寺は真言宗の寺で「南無阿弥陀仏」の銘はあわない。おそらく他から 持ってきたのであろう。すぐ近くに西本願寺があったが、そちらから持ってきたのではなかろうか。

「々」 (1) 「々」(2) ○ 化維鮮 も と景福宮の建物
 
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