竜頭山下の日本人街(2)幼稚園

タワーホテルの裏手の竜頭山へ上る階段のそばにある。この付近には幼稚園が2つあった。1つは東本願寺が経営していた民間幼稚園で釜山で最初に作られた幼稚園であった。少し遅れて公立の幼稚園も作られた。

残されている地図などから、昭和初期まで公立幼稚園は別の場所にあったことが分かっている。一方、影島大橋が開通してからの地図では今の場所に幼稚園が描かれているので、おそらく昭和10年代に立てられたものと考えられる。

この竜頭山下は倭館の東館があったところである。東館は行政が行われたところで、そのために施設がいくつもあった。この幼稚園あと下にある石垣は、倭館当時のものといわれている(要調査)。この近くには、旧釜山府庁官舎の入り口が残っている。入り口そばの階段脇はもともと釜山府庁があった場所だが、その前は倭館の館主の館があった。

右側は「お遊戯室」か
幼稚園入口(石垣が倭館時代とされる)
府庁官舎入口

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