美奈宜神社
美奈宜神社全景

美奈宜神社の祭神は、素戔嗚尊、大己貴命、事代主命の3柱である。それぞれ、祇園、大黒、恵比寿ともされる。延喜式の国幣社である。

社伝では、父景行天皇の教えによって仲哀天皇とその皇后である神功皇后は熊襲を討った(仲哀天皇は日本武尊の子供の筈だが、ここでは景行天皇になっている)。仲哀天皇はその後死亡するが、皇后はそのことを秘して、仲哀天皇が死亡するきっかけになった新羅を討ちにいく。熊襲征討のとき、神功皇后は神がかりになって「西海の宝の国を授ける」と告げたが、仲哀天皇がそれを信じなかったため、急逝したとのことだっが。神功皇后は仲哀天皇の死を秘して、人を集めて肥前名護屋から出発する。そして海上で戦勝を素戔嗚尊、大己貴命(大国主命)、事代主命に祈願した。その後新羅との戦いは勝利に終わり、百済、高句麗も来貢した。その神を祀ったところが美奈宜神社であるとのことである。

本殿後ろには「式内社」が祀られている。式内社は美奈宜神社を含め筑前国に11社あるが、その10社をここに祀っているとのことであった。鳥居には十九神と彫られている。10社の祭神の数だろうか?

拝殿 拝殿と絵馬 式内社
    
前のページ     目次      HOME    次のページ