白モン族の農作業
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写真−51
白モン族の農作業
白モン族の農作業
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(ニャオロン村)
2005.10.23 
傾斜地農耕(続き)‥‥
このように、古来の焼畑農業では土地を荒らさない知恵があったが、現在では10年待つような悠長な焼畑などやっていられない。作物を短期に効率よく栽培するため常畑化され、そこに一年生作物が植えられる結果土壌は疲弊し、豚の餌のキャッサバしか栽培出来ない土地になってしまう。焼畑を常畑化した場合、土地を荒らさない永年性の作物が好ましいがそれだけでは生活の糧にはならない。焼畑農業は古来は理想的な農耕形式であったが、人口が増加した現在にはそぐわずいろいろな問題が起こっている。

日本ではタピオカ(キャッサバの根)が菓子や料理に使われる有用な植物とされているらしいが、この地方では豚の餌にしかならないようなことも言っていた。種類が違うのだろうか。  (次のページに続く)