歴史地図１

１．中国シルクロードの歴史地図

以下の歴史的記述は主として㈱ダイヤモンド・ビッグ社出版の
「地球の歩き方D07西安とシルクロード2003～2004年版」の
記述から抜粋しました。

またリンクしている歴史地図は、インターネットサーフィンしていて
偶然見つけたホームページの“Chronicles”です。
　　　

このホームページは、歴史を理解するために本当に素晴らしいホームページだと感心します。

　（作者のご了解を得てリンクさせて頂いております）

§1．紀元前3世紀（中国は秦の時代）匈奴が強勢となり始めた。秦の始皇帝は万里の長城の
　　　建設を進めていた。

§2．　紀元前2世紀にはモンゴル高原から西北エリア全土が匈奴の支配するところとなった。匈奴
　　　はイランにあったパルティアと絹貿易を行い巨万の富を得たが、その富は中国（前漢）から
奪い取ったものだった。

　　

§3．　紀元前121年、前漢の武帝は河西回廊に進出し敦煌までを直接支配した。
　　　さらに紀元前60年には匈奴の内紛に乗じて前漢は匈奴を撃破し、タリム盆地（タクラマカン
　　　砂漠周辺）の支配権を握った。

§4．　8年に前漢が滅ぶと匈奴はまた南下してオアシス諸都市を制圧した。
25年に後漢王朝が成立し、73年～102年までは後漢は西域経営に熱心だった。

§5．　3世紀に入ると群雄割拠の時代となり漢族系国家と北方遊牧民族系国家が勃興と滅亡
を繰り返した。しかし西域各国は何とか独立を維持できた。この時代、タリム盆地近辺は
　　　歴史地図では西域諸国と表現されている。