展望台よりモレノ氷河先端を望む

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写真−74

氷河国立公園（アルゼンチン）

2007.2.13

モレノ氷河‥‥

モレノ氷河は標高 2950mの上端から標高185mのアルゼンチン湖にいたる末端まで全長30km、面積195km2の複合谷氷河で、湖に面した先端は幅4kmにわたって凸凹の激しいセラック（氷塔）が50〜60mの高さに連なっている。セラックは光の屈折の関係で美しいブルーの色を湛えている。氷壁は水面下にも100mほど続いており、上から押し出す圧力と水の浸食に負けて氷壁が次々と湖面に崩れ落ちる。数階建てのビルほどもある大氷塊が崩落すると、高く上がった水しぶきが大波となって岸に打ち寄せ、湖面に降りた見物人が波にさらわれ溺れ死ぬ事故が幾度も起きたので、今では下には降りられないように柵で囲んだ道路が作られている。