フィッツ・ロイの勇姿
写真−63
氷河国立公園(アルゼンチン)
2007.2.11
借金のツケ‥‥
温暖化やオゾン層の破壊などを引き起こす二酸化炭素の排出量は、先進国が全体の 80%を占める。その影響は途上国の森林喪失、砂漠化進行、海面上昇による土地喪失、動植物絶滅などをもたらす。「先進国が長年、先送りしてきた借金のツケを払わされている」とパタゴニアの人は言う。
しかし、半世紀近い経済破綻に追い詰められ財政立て直しに追われる南米諸国にとって産業発展は優先課題であり、環境改善に向ける余裕などは無いに等しい。まして日ごとの生活防衛に懸命な国民には未来の変化にかまける隙はなく、環境保全に対する関心や意識はまだ低い。 日本人はどうであろうか?