ムミヤ族の娘さん
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写真−7
ムミヤ族の娘さん
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2006.11.16
国内言語数が1652?‥‥
1981年の国勢調査ではインドの言語数は145に絞られているが、これは1652の言語数から取り出した数字だそうだ。1652の言語を整理したインドの言語学者は偉いと思う。なおインドの公用語は18である。これらの言語の勢力図は民族移動の波とその力関係に関連し、インド・アーリア語系が74%、ドラヴィタ語系が24%、オーストロ・アジア語系が1%、チベット・ビルマ語系が1%以下となっている。

旅行したオリッサ州の公用語はインド・アーリア系のオリヤー語であり2,900万人が使用している。また訪問した少数民族は先住民であるドラヴィタ系またはオーストロ・アジア系の言語を使用している(使用していた)。

即ち、 今回の旅行は、多数派のインド・アーリア語系の民族から逃れて不便な山岳部に点々と住み、独特の文化を守り続けてきたドラヴィタ語系またはオーストロ・アジア語系少数民族を訪問 したことになる。現在の世界の勢力図を眺めても、アメリカやヨーロッパを始めとしてアーリア系は何故強く蔓延るのだろうか?