ムリヤ・ゴンド族の鹿踊り
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写真−4
ムリヤ・ゴンド族の鹿踊り
ムリヤ・ゴンド族の鹿踊り
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2006.11.19
ゴンド族‥‥
インド最大の先住民族(ドラヴィタ系)で人口約400万。バスタール県には73万人が住む。インド政府の指定部族。 他の多くの未開部族と違いゴンド族はインドの歴史に表れる民族である。

15世紀の初めに強固なゴンド土候国がいくつか樹立され、16世紀にイスラム軍に征服されるまでは独立を保っていた。その後ムガール皇帝に忠誠を誓ったことにより、ゴンド土候はその領地を支配し続けた。これが所謂「ゴンドワナ(ゴンドの国)」 と呼ばれている。ゴンドワナ大陸の名はこの地に由来している。しかし18世紀初頭にマラータ帝国の支配下に置かれゴンドワナは消滅した。本来はドラヴィタ語を用いていたが、昨今ではヒンドゥー語などの居住の地の有力言語を借用し、ヒンドゥーと変わらぬ風習を取り入れる傾向が強い。ゴンド族の身体形状的特徴は、身長はやや低く(まるまっちい)、のっぺりとした顔に団子鼻(広鼻)であり、ここまでは日本人と似ているが皮膚は暗褐色である。