シュエナンドー寺院

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写真−57

撮影地：マンダレー

2011_2_22

シュエナンドー寺院（ミンドン王時代の木造寺院）‥‥
ミャンマーでは昔ながらの僧院で木造のものは数が減ってきており、この僧院は唯一残るミンドン王時代の木造建造物で貴重な存在。王宮が爆撃される前に、この地に移設していたために、破壊を免れた。 当時は金箔が施されていた。

「坂の上の雲」の時代‥‥

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」が昨12月に放映されたが、コンバウン王朝が滅亡し、ビルマ全土がイギリスの植民地となった時代は、日本では「伊藤博文」が内閣総理大臣であった時期である。明治初期の偉大な先人達が居なかったら、日本もビルマと同じように列強の植民地になっていたかも知れない。これは「坂の上の雲」で司馬遼太郎が述べたかった意図、感慨と思う。

さらにその後、日本は軍部の独走もあり、不幸な太平洋戦争に突入し、ビルマでは18万人もの戦死者を出した。インパール作戦では、敗色濃くなり撤退した道は、密林に死体が続き「白骨街道」と言われているそうである。偉大な明治維新の業績の後、軍部が独走して不幸を招いたことも、司馬遼太郎の言いたいことだったのであろう。