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マハムニ・パゴダ
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写真−51
マハムニ・パゴダ
撮影地:マンダレー
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2011_2_22
パゴダと寺院と僧院の違い‥‥
今回の旅行はインレー湖周辺の少数民族集落を除くと、「パゴダ」と「寺院」と「僧院」ばかりであった。ミャンマーでの観光名所とはこれらの宗教施設のことである。旅行中40箇所以上の宗教施設を巡ったので、余りの多さにいささか食傷気味ともなった。

「パゴダ」とは、仏陀の髪や骨、歯などを納めた仏舎利塔のことで、塔の中に入ることはできない。外から見るだけの建造物である。塔の高さが高いため、遠方からも認識され易い。仏陀の遺品は数に限りがあるため、高僧の衣や経典を納める場合もある。金色の塗料が塗られたパゴダが多いが、重要なパゴダには本物の金箔が貼られている。純白のパゴダもある。

「寺院」とは、本尊の仏様が飾られ、お参りする施設である。参拝する人が功徳を積むため、本尊には金箔などが貼られているものもある。金箔を貼っている様子も見られた。

「僧院」とは、僧侶が修行をする場所であり、僧侶の学校でもある。出家した僧侶がここで修行をする。得度した少年や成人が、一時的に僧侶の修行をするのも、この僧院である。日本で言う一般の人のための寺小屋教育の役目も果たしてきた。

これらの施設は、一つの施設となっていることが多い。そのため一施設での見学場所が多くなり、多少紛らわしく感じることもあった。しかし、仏教文化、仏教芸術に深い関心がなくても、日本の木造寺院などと較べて建築学的にも興味があったので、最後まで好奇心溢れる旅行となった。