少数民族の言語
写真−39〜41
2011_2_20
パオ族の集落にて →
ダヌ族の子供
2011_2_19
ダヌ族の集落(お菓子を作るために
米を石臼で挽いている) →
撮影地:ダヌ族、パオ族の集落
2011_2_18
少数民族の言語‥‥
ミャンマーには、8種族の民族がいるが、さらに細分すると、135の少数民族が住んでいるとされている。
一口に少数民族と言ってもその起源はいろいろ異なっている。今回の旅行では、インレー湖周辺の観光で、インダー族、ダヌ族、ダウンヨー族、パオ族などの少数民族の集落を訪問した。観光の見世物になっている首長族も見た。これらは少数民族の中では人口の少ない少数民族である。
これらの少数民族は、何れも言語区分としては「チベット・ビルマ語派」であり、原始的なビルマ語の方言を話す。(別説もある)
ミャンマーの人口の70%を占めるビルマ族も同じく「チベット・ビルマ語派」である。ということは、民族学的には比較的近い親戚関係にあるのだろう。
対して、ビルマの歴史の中で、ビルマ族の王朝に対立して覇権を競ったモン族(Mon)は、言語区分としては「モン・クメール語派」、同じく覇権を競ったシャン族は「タイ・ガダイ語派」である。仲が悪い時期があったのも頷ける。
なお、ベトナム北部山岳地帯、およびラオス、タイにわたって、中国の雲南省のミャオ族(苗族)を起源とする少数民族のモン族(H mong)が分布するが、その言語は「ミャオ・ヤオ語派」である。ベトナムではさらに細分化され、赤モン族、黒モン族、花モン族などと呼ばれている。このミャオ族(苗族)を起源とするモン族(Hmong)は、ミャンマーのモン族(Mon)とは民族的には全く別である。文献などでは混乱をさけるため、英語表記を併記して区別している。(Wikipedia他)