整備された登山設備
写真−50〜52
2008.4.15
am10:31
シェルター
2008.4.17
am7:52
2008.4.17
am9:03
道案内(上)と道標(下)
道案内の看板‥‥
キナバル山の登山路は、道案内等の看板が非常に少なく、自然に溶け込んだ小さな看板がほとんどであった。
昨年、パタゴニアのフィッツ・ロイ山麓をトレッキングした際も、ほとんど看板はなく、あっても景観を損なわないように、最小の寸法でかつ分かり易く掲げられていた。例えば、馬のヒズメと人間の足裏を表しただけで、文字が全くない小さな看板があったが、それだけで馬(ホーストレッキング)と人間の通るべき道は分かった。パタゴニアでは30kmほどの山道を、ガイドなしで歩いたが全く迷わなかった。
日本の山の道案内の看板は見苦しい。富士山では山梨県と静岡県が別々のフォームで看板を掲げ、それに民間の登山団体等がこれまた勝手に看板を掲げている。看板に統一性がないばかりか、景観的にも見苦しい。「自然を大事にしよう」 等の汚い看板もやたらと多い。
また、日本の山中には、国や県の行政の管理範囲等を示す大きな看板があるが、これは全く意味がない。登山者のための道案内の地図にもならず、年が経てば朽ちて汚くなるだけである。税金の無駄使いである。