宇宙事業団12
趣味で打ち上げるなら15億円から、これなら手が届く(?)ロケットのお値段。
ここまで読んで、ど〜も自分で宇宙ロケットを作れそうにない・・・
っと、ゆ〜人は少なくはないでしょう。
ま〜、それが極めて常識的な判断ではありますが・・・
では、次の手段として、いくらお金を積めばロケットを打ち上げてもらえるのでしょ〜か?
今のところ、一番商業ベースに乗っているのが、ヨーロッパ製のアリアンロケットです。
これなら一機あたりの打ち上げ価格は110億円!
10年から20年ぐらい連続して高額納税者番付ベストテン入りすれば、決してての届かない値段ではありません!
あるいは、億万長者が集まってみんなで相談してロケットを飛ばすという手もあります。
米と、野菜と、ロケットは、やはり国産でないと安心できない!
って、人には、宇宙開発事業団が提供するH-Uロケットがお勧めです。
打ち上げ価格は190億円っと、やや割高ではありますが、打ち上げ成功率100パーセントを誇る信頼性はさすがに部品製造業で世界一と言われるニッポン!
とにかく、安く上げようっと、思う人には、中国がナショナルプロジェクトとして世界に売り込んでいる長征ロケットか旧ソ連の技術を継承しているロシアのプロトンロケットあたりがお勧めです。
長征ロケットは相場の半分ぐらいで打ち上げを請け負ってくれるといわれ、プロトンも同じぐらいのコストでいけるといいますが、なにしろロシアの経済が安定していないため、不安定な要素は、否めません・・・
さて、ロケットといえば大本命のアメリカなんですが、実は、打ち上げビジネスはうまくいってません・・・
タイタンロケットや、アポロ宇宙船を打ち上げたサターンV型ロケットは、荷物を運ぶ能力はあるもののコストが掛かり過ぎます・・・
そこで、何回も使えるロケットで、トータルコストを抑えようというのが、スペースシャトル計画を開始したもともとの考えだったのです。
しかし、その後計画の変更で、実際には回あたりの打ち上げコストは500億円以上になってしまいました・・・
でも、15億円程度で打ち上げできるという奥の手があります!
1961年っと、ゆ〜比較的早い時点でアメリカが開発していたスカウトロケットは、打ち上げられる荷物は200キログラムまでと限られていますが、最近はほぼ100パーセントの成功率を記録しています。