緩和ケア室専従看護師 川野 京子
Nurseからのメッセージ
4月から緩和ケア室勤務になり、主にがんによる痛みを持つ方たちのお話を伺ったり、痛みをやわらげる薬の使い方や、看護援助などを中心に活動を行っています。緩和ケア室に移動になるまでは消化器外科、泌尿器科の病棟に5年間在籍していたため、乳がんについては日々勉強しているところです。病棟勤務が長かったため、ご自宅へ戻られた方たちがどのような悩みをもって生活されているのかなど、十分に把握できていない状態です。今後病院内の他部門と連携をはかっていくとともに、やよい会の皆様とも交流を深めさせていただき、少しでも皆様のお役にたてるよう努めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
今回は緩和ケアについて少しお話させていただきます。緩和ケアという言葉は皆様ご存知でしょうか。最近新聞などでも取り上げられることも多くなり、聞かれたことがある方も多いかもしれません。緩和ケアとは、「がんにともなっておきる様々なつらさをやわらげるためのケア」です。体のつらさ、心のつらさ、生活のつらさなど、さまざまなつらさを抱えたがん患者さんとご家族を統合的に支えるケアのことを言います。以前は緩和ケアというと、治療法がなくなった時に最後に受ける治療だ、と考えられがちでした。しかし今では、つらさを取って、自分らしく生きていくことは、病気の時期を問わず、大切なことだと考えられるようになっています。当院でも「緩和ケアとは〜緩和ケアを知ってください〜」というパンフレットを作成し、外来にも置いてあります。興味をもたれた方はぜひそちらもご覧ください。
病院内外に緩和ケアが普及できるよう、大分県立病院全体として取り組んでいきたいと考えております。生活のことや治療のことなど、お困りの際はぜひ主治医や看護師などに緩和ケアについてご相談ください。