投稿 まちの声 
■アピールに戻る
 
 
 
<03年12月26日更新>
知人に教えられてsky360を知った。いろんな見解を載せてもらえそうなので投稿する。

私は無党派だ(無関心派とは違う)。周りにも同じようなのがいて市長選挙のとき「しのだ」と書いた。ところが投票率は39.18%。あまりの低さに「無党派層は動かなかった」といわれた。
sky360もそう見ているのだろうか。もしそうだとしたら、間違っていると私は思う。

相手の巨大組織は機能しなかった。“青空”は必死に追い上げた。これは確かだ。だがそれでも両陣営の力の差は歴然としていた。
その差を埋め、逆転できたのは無党派層が動いたからにほかならない。しのだ陣営が期待した「大きな風」にはならなかったが、ぎりぎり流れを変える風は吹いたと見るべきだ。

無党派層を甘く見てはいけない。選挙のたびに政党や団体は「何とかして取り込もう」とあの手この手を使うが、見事に失敗している。
なぜか。「外」から街宣やビラやタレントを動員した“選挙戦術”で味方にしようとしているからだ。そんなことで無党派は動かない。

幸い、篠田市長はどちらかというと無党派層の「内側」にいる。だから私も「一緒にやれる男」とみて注目している。

この1年、市長はよくやったと思う。新潟日報の連載「篠田マニフェスト・就任1年」でそれを確認した。合併、入札改革は期待以上だ。
市役所改革、これは難物だ。
日報の連載で幹部は言う。「これまでも改善すべき点は直してきた。それなのに全くやってこなかったように受け取れる市長の言動は職員の反発を買うだけ。そのやり方では組織は動かない」と。

これだ。役所はいつも「自分が専門家だ」と市民を見下し、自分のペースでしか仕事を進めようとしない。だから民間ではとっくに通用しなくなっていることが役所ではまかり通る。
職員の中にはこれではいけないと思っている人材もいるはず。「職員の反発を買う」「組織は動かない」と言うのは幹部のサボリの口実だ。

篠田市長は選挙で市民に選ばれたのだ。採用された幹部とは違う。情報公開を武器に、しっかり“抵抗勢力”に立ち向かってほしい。
                         (新潟市・風向計・52歳)
吹いていた無党派の風