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<04年10月23日更新>
新潟市議会は何をしていた
新潟市の官製談合事件で、新潟市議会(全員協議会) は21日、篠田昭市長からこれまでの経過と改善策の説明を受け、意見を交わしました。
「談合は市役所の構造的な問題だ」「全容解明と再発防止を」との発言が相次ぎ、外郭団体への天下り、人事、委託契約問題などでも改善を求める発言があったようです。

“構造的問題”に、市議会は含まれていないのか――sky360はいま、そう叫びたい心境です。

「新潟市では、政・官・業の利権トライアングルが見事に出来上がっていた。議会ではボス議員に支配されたオール与党化が進み、市役所官僚が実権を掌握するようになった。市職員は、『にらまれたらどんな優秀な職員でも課長にすらなれない』と恐れ、その顔色ばかりをうかがうようになった」 (週刊ダイヤモンド04年5月9日号、待ったなし正念場の新潟市政改革)

この記事がそれほど大げさなものでないことは、議員の多くが知っていることです。このトライアングルの肥大こそが、官製談合事件を含む多くの問題の土壌となっているのです。

全員協議会では 「議会や議員が何をしてきたか考える必要がある」と指摘した若い議員もいました。
その通りです。議会が“構造的問題”を自らの問題ととらえて、篠田市長とともに市民のための「改革」に立ち上がることをsky360は期待します。