オカルト オーディオってなあに?
 
市場ではすでに70年代からそんな商品が出回っていました。
要は「音が良くなる 意味不明のグッズ」とか「技術情報」です。
 
中には何とも言えないもの、一理あるものも有りますが、事実に全く事実にそぐわないものが有るのです。
 
健康機器などにもそのような表現は有りますが、どうやったらこれが「音が良くなる」のか根拠が分らない商品や技術です。
 
特に手の加えやすい「オーディオケーブル」とか「スピーカー関連グッズ」にも多いのです。
 
ケーブルに塗ると音が良くなる塗料
昔流行ったですね。カーボンや金属粉が練り込まれた塗料です。私が高校生のころ(70年代中頃)にヒット商品になりました。100CCで3000円位する・・・
信号系ケーブルや電源ケーブル、スピーカーケーブルに塗ると(ノイズ吸収効果)が出て「音が良くなる」という触れ込みです。
 
確かに信号系ケーブルには微々たるノイズステルス効果もあるのでしょうが。大体、シールド線にGNDにもつながっていない抵抗体を塗っても効果はまず無いと思います。
 
スピーカーとか電源とか、電流の大きい場所に使っても100%効果は期待出来ないでしょう。
 
スピーカーケーブルを単一銅線で配線すると「音がカチン」とする
どこからそんな根拠が生まれてくるのか分らないのですが、音質改善のためにわざわざ電気工事用のVVF電線を使う人が多いのには驚きます。(車内配線にも使っているみたいですね)
 
アンプから出たスピーカー駆動電流は大きいものであるので低インピの配線という意味では良いのでしょうが、短距離とか使いにくいカチカチの単銅線をわざわざ車内で使うのは不便なだけです。
 
一部のオーディオ評論家が言ったのが始まりらしいのですが、根拠は全く無いどころか「音がカチンと引き締まる」という表現が実に笑っちゃいますね。
 
スピーカーのボイスコイルまでアンプが駆動するスピーカー電流は、アンプ内プリント基板やプロテクタを経由してスピーカーケーブルを伝わりコーンのフレキワイヤー、ボイスコイルへと伝わります。
 
多くの材料を経由するのですが、途中経過を単一銅線で配線しても音は絶対変りません。変るというのであるならスピーカー信号波形がどう変るのか科学的根拠を見せて頂きたいですね。
音の良くなるハンダ
少量でなぜか異常に高価なハンダです。そこだけハンダ付けして音が良くなるのでしょうか。CDプレーヤーとか、メディア製作機材など、原音録音の装置の時点からそのハンダで作られていれば理由も分りますが、機材製造メーカーではそんなハンダで製品を生産していません。
音は数千カ所のハンダを経由して音として再生されます。数えるくらいの場所にオーディオ専用ハンダを使って音が良くなると言うのは無理かと思います。
 
そもそも音が良くなる・・・という意味をよく考えましょう
「音が良くなる」には、その根拠が明示されていなくては「高価な理由」の説明がつきません。
たしかに小LOT(少量生産)されているのでしょうから価格が高めになるのは分るのですが、桁違いにぼったくるのはいかがなものでしょうか。多くは消費者からオカネをだまし取るものが多いのです。
 
オーディオメーカーに入社すると、音を良くする為の技術も学びます。
各位置に配置されたデバイスの状態をベストにする事が大きな課題です。
プリント基板上の線長、引き回し、部品同士の干渉、放熱や熱結合、熱分離技術などです。
 
しかしながら、それらの技術には多くはコストをかけません。
コストを節約するのではなく、良い性能に近づけるのにオカネはそんなにかからないのです。(手間作業ではあるのですが)
 
大体、「音が良くなる」の意味をどう捉えるかが問題です。
私もメーカー在籍時からアンプを長年作って来て、「音が良くなる」の意味が未だにつかめないのです。
 
70年代のオーディオ全盛期アンプメーカーでさえ「音が良くなる電線」とか、関連グッズを使用したパーツなんか使用していません。大体そんなデバイスで性能を補正しようとしたら設計者はクビになります。
 
原音より「音が良くなる」訳がないので、「なるべく原音に近づける=音を悪くしない・・・」が音の良くなるという表現であると私は考えます。
 
皆様も「音が良くなるパーツやグッズ」、「高音質」と言うコトバを聞いたとき、その理由がどういう根拠で音が良くなるのか、その価格が理屈に見合っているのかをよく考えて購入しましょう。
 
掲載雑誌や関連グッズメーカーから取材費をもらっている「評論家」の意見は当てにならないと考えるべきです。
音が良くなる根拠とコスト。ここをしっかり押さえて購入しましょう。
 
根拠が無ければ高価な「高音質」とか「音が良くなる」という表現は単なるオカルト=霊的存在しかないのです。
 
大体「音が良くなる」と書かれたグッズが異常に高すぎます。
 
 
ご注意 補足説明
当解説は、全ての高級オーディオ用品を全否定するものでは有りません。中には一部ですが、本当に品質改善に高いコストをかけて製造しているものも含まれます。
 
異常に高く、根拠のない「高音質のうたい文句」に注意が必要であるという意味から、このページを作りました。
 
重要なのは「値段が高いから良い音になる」という触れ込みではなく、どこをどうしているから、「このような理論から音が良くなる」というきちんとした根拠が説明、実証されているものをよく考えて購入しましょう。
 
「高いもの」=高いだけの差がきちんと繁栄されているのかが最重要なのです。
 
効果が無いものを「高音質」でごまかす業者が多すぎます!!! 
単芯銅線(VVFケーブルなど)でスピーカーなどに配線すると音が良くなる・・・という根拠は全くありません!

それどころか、スピーカー端子を破損させたり、別の家具などが引っかかって装置やスピーカーが落下したりして危険です。

バカげた迷信に騙されないようにしましょうね。