朝目が覚めカーテンを開けると、窓の外には抜けるような青空が広がっていた。
その下に見えるは、昨日その夜景を堪能したレインボーブリッジ、そして大都会・東京の果てるとも知れぬビル群。
うれしの私は、またもやベランダから写真をぱちりぱちりと撮った。

 

 

撮影会のあとは、もう一度泡風呂を仕立て朝から優雅にバスタイム。
お風呂上りには、2枚目のバスローブを纏い、片手に紅茶、片手にブレックファストを手にしてベランダの眺めをぼんやり楽しむ。
ああなんて贅沢なモーニングタイムであることよ。








まあ、ブレックファストは昨日空港で買ったツナマヨむすびな訳ですが






だって、ホテルの朝御飯って高いし、ましてやルームサービスなんて論外だし…
#だから、私は妙なところで吝嗇家なんです。

ま、そんなこんなで、優雅に景色を楽しんだり、優雅に2台のベッドにかわるがわる転がり込んだりしているうちに(優雅?)
あっという間に時は経ち、11時のチェックアウトの時間が近づいたので名残を惜しみつつ支度を済ませ部屋を後にする。

 
ロビーの大階段。スカーレットが下りてきそうだ            ホテル前の庭園。奥はチャペル?

 ホテル全景

チェックアウト後は、アクアシティの大型ロッカーにスーツケースを預けて暫しお台場をうろつくことにする。
朝御飯がおむすび一つだったので、まずは腹ごしらえだと向かったのはデックスの「台場小香港」。
何故かしらん妙にラーメンが食べたくなったので、ここならそこそこ食べさせるラーメン屋があると踏んだのである。

デックス6階のそこは、エスカレーターで上がると(予想通りとはいえ)いかにも胡散臭く怪しく赤々とした雰囲気に満ち満ちていた。

 
ナムコのゲーセンもここに来るとこうなる

怪しい雑貨店などをひととおり覗いたあと、「揚州商人」というラーメン屋に入る。
いかにも食堂チックな店内にてメニューを物色していると、「坦々麺」の文字が目に付いた。
私は辛い物が大好き人間なので、ラーメン屋で坦々麺があるとついつい注文してしまうのだが、どうも今までこれは旨い!
と感動したものに出会えたためしがない。
うーん、これは単に豚骨スープに胡麻油と辣油を入れただけなんでないかい?的坦々麺ばかりなのである。。
それでも何故かいつも坦々麺を頼んでしまうのは、あのいかにも「辛いぞぉ!」と言わんばかりのスープの赤さに辛い物好き魂(何だそれは)を揺さぶられてしまうからなのである。

という訳で、ここでも坦々麺を注文。
800円強は正直高いなあ、と思いながらジャスミン茶を啜りつつ待っているとラーメンが運ばれてきた。

 
あんまり赤くない坦々麺                          キッチュな店内

お味は、うん、悪くなかった。
(微妙なコメント)
しかし、あちこちで食べてはうーん、と考え込む胡麻油と辣油の塊の坦々麺よりはレベルが高いように思った。
(重ねれば重ねるほど微妙なコメント)

とにもかくにもお腹がくちくなった私は、引き続きお台場をうろつくことにした。
次に向かったのは同じくデックスの「台場一丁目商店街」。
小香港とこの商店街は、私が関東を去ってから出来たスポットだったので一度見ておきたいなあ、と思っていたのである。

最近、この手の昭和の商店街を模したショッピングアーケードが日本全国津々浦々に発生している。
つい先日リニューアルオープンした我が大阪の心斎橋そごうにもできたというので見に行ったが、
…うーん、正直それほど面白くもないし置いてあるものもふーん、という感じだしであまり良い印象を持たなかった。

で、この台場商店街だが、流石この手のスポットのはしりだけあってまあまあ楽しめた。
へんちくりんなもの(例えばレトロな文物を象ったストラップやら、ケロリンお風呂グッズやら)が沢山置いてあるので、
友人や恋人といったツレと共に商品につっこみを入れながらぶらぶらするとなかなか楽しいのではなかろうかと思った。

そんなツレもいない淋しい私は、なんじゃこりゃ、とかなんでこんな物売ってるねん、とか1人つっこみを入れつつ
(勿論心の中でです。口に出したら黄色い救急車でどこかに連れて行かれますから←また古いネタだこと)
暫しぶらぶらとそこいらを歩き回った。

 
                                         昔懐かし「なめ猫」グッズのお店
 
勘亭流の名札屋さん                           鳥居があったり

ひととおり廻った後、いよいよ台場を後にする。
次なる目的地は今日から4日間のお宿、学士会館のある神保町だ。
学士会館とは、読んで字の如く学士会の会館である。
(学士会をご存じない方はこちらをお読みあれ)
今回の出張の目的は、先にも書いたとおり月曜日に開催されるシンポジウムのお手伝いなのだが
(「東京おのぼりツアー」が目的なのではない。念のため)
このシンポの開催地がここ、学士会館なのである。
ここには宿泊施設も併設されているのであるが、学士会会員様、及びその紹介があった人しか泊まれない建て前になっている。
なのだが、私は
「私は月曜に開かれるシンポのスタッフなんです。だから泊めて泊めて泊めて」
と交渉した結果、めでたく泊まれることと相成ったのである。
#何故月曜開催のシンポの為に土曜日から泊まるのだ、ということは聞かれなかった。よかったよかった。

重たい重たいスーツケースをえっちらおっちら運んで2度の乗り継ぎを経て、約1時間後に神保町に到着。
地下鉄の出口を出たら目の前に学士会館発見。
1928年建築の瀟洒かつ重厚な建物である。

 
全景。
 
                                        …何と、そうなんだって。
                                        明治10年4月12日にここ、神田錦町3丁目にあった東京開成学校と
                                        本郷にあった東京医学校が合併し東京大学が創立されたのだとか

時はまだ2時前だったのでとりあえず荷物だけ預かってもらおう、と思いきやあっけなくチェックインできたので荷物を部屋に運ぶ。
さあここの客室はどんなだろう。
わくわくしながらドアを開けると…

 
クラシカルなビジネスホテルなたたずまい。
  
洗面所もクラシカル            でもお風呂は最新ユニット。          天井はとっても高いのだ
                        洗い場つきで風呂椅子もある。これは嬉しい

全体的に良くも悪くもクラシカルな印象であった。
しかしまあ、そりゃあ仕方がない。
この建物は、先にも書いたとおり1928年(ということは昭和3年か)に建造された由緒正しき戦前洋風建造物である。
かのGHQの将校達もこの学士会館に宿泊したという。
ということは、ひょっとすると私のこの部屋にも将校が寝泊りしていたのかもしれない。

という訳で、確かにとってもクラシカルな(悪く言えば古めかしい)客室ではあったが、掃除が行き届いていて清潔だし、
何よりもお風呂とトイレが別々なのがとっても嬉しい。
お風呂は、いかにも後から押し込めましたよー的ユニット風呂であったが、普通の家庭のお風呂のミニチュア版で
洗い場にシャワー、風呂椅子に洗面器までもが備え付けられている。
おかげでこの先3日間、私は空気椅子でシャンプーするという難行苦行から解放されたのである。
(どうも私は立って頭を洗うというのが苦手なんである)
偉いぞ学士会館。

しかし。
このように殆ど不満のない客室であったが、私にとっては一つだけ致命的な欠点があった。
それは何あろう、









冷蔵庫がなかったのである








わあん。
折角家から持ってきたビール、どうやって冷やそう??


という訳で絶体絶命の危機に陥った私であったが、ない知恵を振り絞った挙句、次の日のお風呂上りには目出度くも
冷え冷えビールを飲むことが出来たのであった。
その叡智(アホ)についてはまた次の日の日記にて触れることにしよう。

さて。
荷物を置いて身軽になった私は、学士会館を出て再び地下鉄に乗り込んだ。
目指すは表参道。
そう、お目当ては今日オープンという「表参道ヒルズ」である。

何しろ「今日オープン」であるからしてものすごい人出であろうなあ、ということは容易く予想できたので
正直行くのに躊躇しないこともなかったが、偶々こちらがオープンの日に東京にいるのだから仕方がない。
今度は何時来られるか分からないし、えーい行ってしまえ。

そんな訳で地下鉄にて表参道に着いたのであったが、駅を出た途端ものすごい人波に巻き込まれる。
押しつ押されつ歩いていくと、ヒルズの建物のまだはるか手前に「ヒルズ入場者最後尾」の看板が見えるではないか。

看板を持ったおじさんに聞いてみる。
「…おじさんおじさん。ヒルズに入るまでにどれ位かかりますか?」
「そうだねえ、1時間ってとこかねえ」

うええ。
しかしここまで来たんだ。並ばねばなるまい。

 
こんな感じでしたよ                            豪華な建物が立ち並ぶ裏にこんなアパートがあるのは表参道らしい

行列の一員となり、暇つぶしに写真を撮ったり、メールを送ったりしているうちにあることに気がついた。







周りの人の大阪弁率が異常に高いのだ







なんでえなんでえ大阪人(関西人)。
オープン当日に東京のべたべたトレンディスポット(死語)に駆けつけるなんて、ほんとにうれしなんだから。もう。。



#当然one of themの自覚はありますですよ、はい。

 
近すぎて何が何だか分かりませんが、表参道ヒルズ外観です

かれこれ40分くらい経った後、やっとのことで入場することができた。
入った途端、目に飛び込んできたのは巨大な螺旋を描くスロープである。
そのスロープにはどこにもかしこにも人が満ち溢れ、一種凄まじい壮観?を呈していた。

 

その凄まじい人ごみの中で、一層人ごみが激しいところがある。
よく見てみると、そこではどうやらニュースキャスターがレポートをしているらしい。

 暗いですが・・・

誰だろう?と思いつつその近くを通り過ぎようとしていると、女の子の2人連れが私の後ろでなにやらひそひそ囁きあっている。

「ねえねえ、あれ誰?」
「えー、知らないのー?高橋真麻だよ。フジのアナウンサーの」
#仄聞にして私は知らなかったのであるが、彼女、かの桃太郎侍、高橋英樹氏の娘さんだそうですね。
「へー。すごいねー、流石アナウンサー。顔ちっちゃーい」
「うん、本当にちっちゃいね。










不細工だけど」










いやいや、あんたよりは可愛いから。








と思わずつっこみかけたがぐっと我慢する。


「…にしてもさあ。お尻もちっちゃいねえ」
「ほんとほんと。パンツでお尻が泳いじゃってるよ」
「細いのっていいなあ、って思うけどあそこまで細いとどうかと思うよねえ」
「うんうん。細ければいいってもんじゃないよねえ」





ここで暫く、会話途切れる。





・・・





(2人同時に)
「でも、やっぱり羨ましいねえー」






うんうん。正直なのは良いことだと思うよおばちゃんは。

真麻ちゃん狙いの人ごみを掻き分けて脱出した後は、スロープをぐるぐる歩いてお店を見て廻る。
一体こういった複合商業ビルのテナントというものは似たり寄ったりのラインナップになってしまうものなのだが、
ここ表参道ヒルズには確かにそういったテナントもあるものの、ちょいと毛色の変わったお店も多く出店しており結構楽しめた。
お洋服可愛くアクセ可愛く、家庭用品の類もこじゃれた品揃えでついつい財布の紐が緩みそうになる。危ない危ない。
また、エントランスのディスプレイも各店工夫を凝らしており、店内に入らずとも外見だけで十分に楽しめる。

 

数々の素敵な商品やディスプレイに目を奪われつつも誘惑されまいぞ、されまいぞと心を引き締めつつ歩いていた私であったが、
遂にとある靴屋でひっかかってしまった。
鉄より固い意志を持った(大嘘)私を惹きつけたその靴は、何の変哲もないグレーのコンビのパンプスであった。
しかし、微妙なグレーのカラーといい綺麗なシルエットといいまことに私好みの靴である。
…もしもしおねえさん。
この靴欲しいんですけど、22cmか22.5cmありますかねえ?
店員のおねえさんを捕まえて尋ねると、おねえさん、すげなくこう答えられた。

「ああ、確かにそのサイズはありますけど、靴型自体がお客様に合うかどうかは分かりませんねえ…」

うん?
サイズがあればいいじゃないの。靴型って??
何かわかんないけど、とにかく自分のサイズの靴を持ってきてもらうことにする。

先ず持ってきてもらったのは22.5cmの靴。
履いてみると、多少横幅がきついような気もするもののぴったり。
わーい、なかなか合う靴って見つからないのにあっさり見つかっちゃった。嬉しいな。

「…ダメです」

え?何が?

「この靴はお客様には大きすぎます」

え?そんなことないですよ。だって横幅なんてきついくらいだし・・・

「横幅がゆるすぎます!」

えー。んなアホな・・・

「ほら、ここ。ここの踝の横部分がこんなに開くじゃないですか。これだとすぐに靴擦れできちゃいますよ。
それにつま先もだいぶ余ってるし。お客様は22cmですよ」

・・・そうですか。分かりました。
因みにこの靴、22cmってあるんですか?

「今から捜してきますけど、なかったらあきらめてくださいね」

…えー。

どきどきして待つこと数分。
目出度く22cmの靴が見つかった。
早速履いてみる。

「ああ、やっぱりこのサイズですね。お客様にはこれがぴったりです。足型も合ってますよ」

…おねいさん。やはり少々きついような気がするのですが・・・

「いいえ、これがジャストフィットなんですよ。
どうしても皆さん、楽なほうがいいって大き目の靴をお買いになるでしょ?
そうしたらその余裕がある部分が摺れて靴擦れができちゃうんですよ」

・・・はい。そうですね。まったく仰るとおりです。
(何故私がこのおねいさんの言葉をすんなり受け入れたかは、以下をお読み下さると分かります)

では、この靴をくださいな。

「ありがとうございます。
…その前に、少々足型を測らせていただきたいのですが。お時間ありますか?」

…はあ。まあ、時間はありますけど…

「では測らせていただきますので、向こうのフィッティングルームでタイツをお脱ぎください」

えー。またえらい大層な。
なんかえらいところで靴買っちゃったなあ、と思いつつタイツを脱いで素足となる。

「…

お客様!どうしたんですか。えらい靴擦れじゃありませんか!」

そう。
今日一日凄まじく歩き回った所為で、私の左足親指付け根には大きな靴擦れができてしまっていたのである。
この日履いていたショートブーツは22.5cm。
ちょっと大きめで試着時はラクだったので購入したのであったが、全くおねいさんの仰るとおり、長時間歩くとその余裕部分が
擦れてしまいまんまと靴擦れ発生と相成ったのであった。

「ほーら、だから大き目の靴を買っちゃったらこういう風に靴擦れしちゃうんですよ」

うええ、すみません。

何故か怒られ、何故か謝りつつ足型を取っていただく。
私の足は左がちょいと大きめ。
土踏まずがしっかりあって、甲がかなり高いのだそうな。
なので、ぺったんこの靴を履くと逆に疲れるらしい。
このタイプの足はある程度のヒールがある靴を履くのが望ましいとのこと。

「…というわけで、お客様の足型をおとりしました。
このデータは店に保存しておきますので、また靴を買われる際には店の者がこのデータを参考にアドバイスさせて頂きます♪」
「…はあ、そうですか」

多分ここまで来て靴を買うことはもうない気もするが、でもまあ自分の足のタイプやら真のサイズやらが分かったのは収穫であったといえよう。

大阪へ靴を送ってもらう手筈を整え、色々アドバイスくださったおねいさん(靴擦れに絆創膏まで貼って頂いた。多謝)に別れを告げた後再びヒルズ内をうろうろする。
この日の晩はワインを飲みたい気分だったのでどっかにエノテカはないかなあ、と捜していると、
ワイン瓶がずらずら並んでいるお店発見。あったあった。
しかし、このお店、よく見るとワインを試飲している人もいれば席に座って何か食べつつワインを傾けている人もいる。
店員さんに伺ってみると、

「このお店は基本的にはワインショップですが、試飲もしていただけます。
試飲は、20ml、50ml、90mlの三種類の量からお選びいただけます。
量によってお値段は違いますし、当然試飲頂くワインによってもお値段は違います。
また、おつまみも各種ご用意しておりますので食べながら飲んでいただくことも出来ます」

とのこと。
面白そうなので入ってみることにする。

まずはワイン試飲用のカードを購入する。
このカードに幾らかチャージして、ワイン試飲機?にカードを突っ込む。
好みのワインの好みの量のボタン(例えば20mlなど)を押すと、グラスにワインがお好みの量だけ注がれる、といったシステムである。

 
店内風景                                  (仮称)ワイン試飲機

取りあえずは1000円チャージして、さて何を飲むべえなと物色する。
安いワインを沢山飲むか、高いワインを少しだけ飲むか。
悩みつつラインナップを眺めていると、なんとかのディケムやらラトゥール、ムートン・ロートシルトといったビッグネームを発見してしまった。
ビッグネームだけあってお値段もかなりのもので、ディケムとラトゥールは20mlで1200円ほど、
ロートシルトに至っては1800円程もした。
うわー、高い。
目薬程度の量でなんですかこの値段。

・・・
しかし、しかしだ。
こんなビッグネームの数々、この機会を逃すとこの先いつ飲めるやら分かったものではない。
目薬量とはいえ、やっぱり飲みたい。
いや、飲まねばならないのである。
(何でだよ)
ミーハーだと笑いたくば笑え。

という訳で、急遽カードに2,000円追加チャージした私は、先ずはディケムを試してみた。
確かに、超甘口である。
なんだけど、その甘口がとんでもなく奥深い。
甘いんだけどほろ苦くって、色んな香りがして、とにかく複雑としか言いようがない。
目薬程度の量でも十分満足できるほどの重厚なワインであった。
ネクタルってこういう味がするのかもしれない。

お次は、かのラトゥール。
…これももう、複雑。とにかく複雑である。
一口啜っただけで口の中に色んな香りや味が交じり合ってただただ圧倒された。
(その香りや味をはっきりと表現できないのは貧乏舌の悲しさである)
苦味がなんともいえず気品があって素晴らしい。
最後には私が分かるくらいにはっきりとしたバニラの香りが感じられた。

その後、残ったチャージ金額に合わせてサンテミリオンを飲んでみた。(20ml350円)
このワインもボトル8000円以上する良いものなのだが、先のラトゥールと比べればその差は歴然であった。
美味しいは勿論美味しいのだが、いかにも単純な旨さなのだ。
5大シャトーなどのワインに凄まじい価格がつくのはありゃあ殆どネームバリューだよね、と思っていたが
(まあ、そこには贖えない者の僻みも入っているのだが)どうやらそれだけではないのだという至極当たり前のことを
身にしみて感じたことであった。

美酒の数々に酔いしれた後はボトルワインを購入することにする。
暫し品定めたのち白羽の矢を立てたのは、赤のイタリアワイン。お値段1890円也。
このワイン1本がムートン・ロートシルトの20mlと同じくらいの値段かあ、と暫し感慨に耽るも
1人飲み用だったらこのレヴェルのワインで十分である。
また、このワインと共に食すためにおいしそうなおつまみの数々もテイクアウトにて購入した。
(詳細はまた後ほど)

ワインにつまみを抱え、大満足で表参道ヒルズを後にする。
外はすっかり夕闇に包まれていた。

 
夜になっても人出は多い                        ヒルズ前にあった謎の水のオブジェ(湯気が立っていた)
 対岸?から見た夜のヒルズ

さてさて、日は暮れたことだし、食料も飲み代も手に入れたことだし、宿に戻ることにしよう。
…とまあ、そうはいかないのがこの阿呆の私である。
足は棒のように疲れきり、おまけに大きな靴擦れまで拵えて(前述の通り)、疲労困憊しているにも関わらず
ここから向かったのは神保町ではなくなんと銀座であった。

私はどうも銀座が好きで、東京に行くと必ず一度は銀座に立ち寄ってしまう。
まず最初に向かったのは銀座三越。
ここにて体洗い用タオルを購入。
このタオル、荷詰めするのをころっと忘れてきてしまったのである。
という訳で、前日のお台場では普通のタオルで体を洗ったのであるがやはりどうも「洗えた感」がなくって気持ち悪い。
実はヒルズでも捜していたのであるが、流石というべきかなんというのかそんな下賤な(?)日常品は見当たらなかったので、わざわざデパートにて購入することにしたのである。
贖ったのは麻100%、1000円也の(私にとっては)超高級品である。
銀座で体洗いタオルなど買う人はまずいないだろう。ちょっとしたマダムな気分である。

三越を出たのち、銀座4丁目の交差点に赴く。和光の時計台を見るのも久しぶりだ。

 

ここから「バーニーズ・ニューヨーク」へ行くことにした。
途中、三越からは対岸にあたる場所に位置する文房具の老舗「鳩居堂」に立ち寄り、母の土産にと干支の亥の張子の携帯ストラップを購入した。
ころころした亥ちゃんはなんとなく母を髣髴とさせた。
(内緒だよ)

ブランド店など冷やかしつつぶらぶら歩いてバーニーズに到着。
エントランスには重厚なコートを着たイケメンドアマン2人が待機していてドアを開けてくれる。
流石バーニーズ。(何がだ)
ここのお洋服や小物、バッグなどは一風変わったものが多く見ていて楽しい。
食指を動かされるものも多々あったが、先ほど靴を購入したのでぐっと我慢の子で何も買わずに店を出た。

バーニーズを出て、暫し歩くとお箸専門店を発見した。
可愛らしい箸やら高級箸がずらずらっと並ぶ。
ここにて土産に家族分の箸を購入。
私が気に入ったのは、キャンディみたいなマーブルの陶器?が持ち手部分に巻き付いているキュートなデザインのものである。
自分には濃いブルーのものを、母には水色のものを選んだ。

これで今日のおのぼりツアー全行程は終了。
日比谷まで歩いて都営三田線に乗って、神保町に帰り着いた。
部屋に帰り着いて真っ先にしたことはお風呂に湯を張り、ホテル日航から持ってきたバスジェルを垂らして泡風呂を拵えることであった。
優雅にあわあわお風呂タイムを楽しんだ後は、お待ち兼ねの豪華ディナーである。

 
本日のディナー                              本日のワイン

ディナーのラインナップは以下のとおり。
・パルマ産生ハム
・鴨肉と水菜のサラダ
・シーフードのバジルソース和え
・トリッパ

どれもこれも美味しくあっという間に平らげる。
ま、そりゃそうだ。ちょっとしかない割にえらい高かったもの。
(1パック500円以上したですよ)

これらと一緒にワインを飲んでいるとあっという間に気持ちが良くなり、あっという間にねんねのお国に飛んでいってしまったことであった。



                                 


東京おのぼりツアー
2006年2月11日(土) お台場を一巡りし、この日オープンの「表参道ヒルズ」に行き、 最後に銀ブラして疲れ果てること