幼稚園への入園、小学校への入学は子の成長の大きな節目であり、学校教育を受けることは、
家族・本人ばかりでなく社会全体にとって大切なことです。入学の奉告と学業成就の祈願、卒業
のお礼に神前にお参りしましょう近江神宮の御祭神・天智天皇は、千三百年前に日本で初めて
の学校[勧学院」をつくられた、学問の神様でもあられます。
十三詣
かつては男子は元服と称し十五歳頃に、女子は裳着(もぎ)と称し十三歳頃に一種の成人儀礼が
行われていました。現今の十三詣り(男子は十五歳の参拝とする地方が多い)はその名残・りですが、
子供から大人に向う転換期として、心身の成長と学業成就・志の確立を析る意義深い習俗といえま
しょう。
成人式
満二十歳をもって成人とされています。そして、現在、一月第二月曜日を成人の日として祝日とされ、
各自治体でその式典を行っています。一人前の大人としての責任と義務を自覚し、社会に貢献するこ
とを誓って、多くの新成人が神社に参拝するのはゆかしい習慣です。
結婚式
新しい人生への門出を祝う厳粛で歓喜に満ちた儀礼です。未知であった男女が結ばれるのは全く神々
のお導き、見えない力の賜物といえましょう。三三九度の盃事によって神々の霊力をいただいて結縁のしるしとし、その神恩に感謝し幸福な家庭をつくってゆくことを誓い、御加護を祈ります。神前での式は神々への誓いと奉告の場であり、披露宴は知人・関係者の間での社会的な承認を受ける儀式です。
結婚記念日
明治二十七年に明治天皇・皇后両陛下が銀婚式をお祝いされたのを機に、日本でも結婚記念日を
祝うようになり、近年では神社で行う人が多くなっています。このように外来の儀礼をとり入れ、神事として
行い、儀礼・行事の内容を豊かにしていくところに日本人の生活習慣の幅の広さが伺われます。夫婦が
これまでの来し方行く末をふりかえり、決意を新たにして神々の御加護を祈ります。成人した子供たちが
この日に両親の健康を祈り、感謝することも意義深いものです。