壬生塚

壬生寺の門を入ってすぐ右に阿弥陀堂があります。この裏に池があり、その中島が壬生塚と呼ばれる墓所になっています。ここには、芹沢鴨を初めとする隊士の墓や、近藤勇の遺髪供養塔、同胸像などがあります。左の写真はその配置図。

壬生塚公開時間　　午前８時３０分から午後４時３０分まで
　　　　　　　　　参拝料　　　一人　１００円

写真左：芹沢鴨と平山五郎の墓（案内板の⑥以下同じ）。
写真中央：隊士の共同墓（⑦）。この墓に刻まれている隊士は次のとおりです。阿比原鋭三郎「副長助勤」、田中伊織「局長：新見錦」の変名？、野口健司「副長助勤」、奥沢栄助「伍長」（池田屋事件）、安藤早太郎「副長助勤」（池田屋事件）、新田革左衛門「平隊士」（池田屋事件）、葛山武八郎「伍長」。
写真右：河合耆三郎の墓（⑧）。河合は新選組勘定方を勤めていたが、出納に落ち度があったため、斬首に処せられました。この墓は、河合の死を悼んだ親族一同が建てたものですが、葬儀では五十両の金を紛失した罪で処刑されたことを恨み、新選組に対して当てつけるかのように千両箱を積んだ馬を引き連れて来たそうです。

写真左：近藤勇遺髪供養塔（⑨）。写真右：近藤勇胸像（⑩）。俳優の上田吉二郎氏によって１９７１年（昭和４６年）に建てられたものです。