・高台寺
白壁の「ねね」の前を過ぎると直ぐ左手になだらかだが長い石段がある。一番上には門が見え、その向こうに高台寺がある。
高台寺道の途中左側にありうっかりすると見落としてしまうかもしれない。夜になると左右の照明にあかりが入り幻想的な雰囲気を醸し出す。(ただし夜間拝観期間中のみ。)

夜間拝観がない時は、一番上にある門の電球だけが灯される。それはそれで懐かしい気分のする明かりで、つい寄ってみたくなるような雰囲気がある。
高台寺への階段(台所坂)
高台寺
高台寺は、1606年(慶長11年)に豊臣秀吉の妻「北政所」により建てられた寺で、臨済宗建仁寺派に属する。建立にあたっては、徳川家康とその膝下の大名が全面的に協力した。傘亭や時雨亭など見所は多いが、圧巻は霊屋の蒔絵であろう。北政所の墓所であるが、須弥壇や逗子に豪華絢爛たる蒔絵が施されており、見るものを圧倒する。
拝観料
大人 600円
中高生 250円
高台寺では、期間によっては特別茶会として夜間拝観を行っている。特に秋には観月茶会として実施され、名園を前に月を眺めながらお茶を頂くという趣向はなかなのものだ。ただし、4500円とお値段の方もなかなかである。
お金を払わずに純粋に月だけを鑑賞したいという人にはお勧めの場所がある。高台寺の前は観光用の駐車場となっており殺風景この上ないが、実は東山から昇る月を見る絶好のポイントである。ここは視界を遮るものがないから東山の眺望は抜群である。煌々たる月明かりに照らされると殺風景な駐車場が別世界に変わり、コンクリート製の霊山観音も冴え冴えとして見えるから不思議だ。他に邪魔するものがないから、純粋に月の美しさを堪能出来る。是非お試しあれ。ただし、高台寺の夜間拝観があるときは、駐車場が混雑すると思われるので避けた方が良い。
・観月のお勧め
高台寺は、また萩の名所としても知られる。九月の中旬から下旬にかけてが見頃である。
コンクリート製の観音像は、1955年(昭和30年)に第二次世界大戦の犠牲者を弔うために建立された。
この東山から月が昇る様はなかなか絵になる光景である。高台寺の夜間拝観のないときは訪れる人もなく静かな場所で、じっくりと月と向かい合う事が出来る。
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高台寺ホームページ


高台寺への坂道の位置
高台寺の位置



霊山観音ホームページ
庫裏や方丈のある場所からはかけ離れた位置にあり、どこか唐突な印象を受ける。かつてはここが表門で、この門から東に参道が続いていた。その参道の坂道を登った所に中門があり、そこから北へ向けて方丈へ繋がる石畳の道が敷かれていた。今は駐車場となっているあたりには、塔頭や天満宮があったらしい。現在、高台寺の塔頭として残っているのは、円徳院・岡林院・月真院・春光院の四箇寺であり、かつての高台寺の繁栄ぶりを偲ばせてくれる。


高台寺山門の位置
高台寺の萩
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