・白川へ
天王山の戦いで敗れた光秀は、近江坂本に逃れる途中、小来栖の竹藪で土民に襲われ命を落としてしまう。家来がその首を抱えて知恩院近くにまで逃れたが、この地で夜が明けたため、やむなく首を埋めたと伝えられる。
光秀首塚
「光秀の首塚」から引き返して白川に戻る。白川は比叡山の麓に流れを発して四条大橋の近くで鴨川に合流する川で、祇園の街中を流れる川として有名だ。上流で採取される白川砂でも知られる。底は、ごく浅い。この川は岡崎付近で一度琵琶湖疎水に合流しており、このあたりは再び疎水から分流した水が流れている。事実上、ここを流れているのは琵琶湖の水と言って良く、面白い形態の川だ。道を左に取って川沿いに進んで行くと細い石橋に出会う。行者橋である。
比叡山延暦寺の千日回峰を行う行者が渡る橋である事から行者橋と呼ばれる。人一人が通るのがやっとの幅で、手摺りもなく、初めてだとちょっと腰が引けるかも知れない。地元の小学生は、自転車に乗ったままこの橋が渡れれば1人前と認められるらしい。
行者橋(古川町橋)
尊称院から元の道へ戻り、神宮道を渡って暫く道なりに進むと白川沿いの通りに出る。この通りを左に曲がり、川沿いに少し歩き二筋目の角を左に曲がると、やや奥まった場所に祠が見つかるはずだ。それが「光秀の首塚」である。ちょっと判りにくい場所にあるので初めてだと迷うかも知れないが、迷ってみるのも散歩の醍醐味の一つではないだろうか。首塚の隣にあるペンション東山祇園が目印になると思う。
行者橋のすぐ下流、知恩院の古門の前にある石橋。かなり古いものと思われるが、自動車も普通に通る2車線の道路として活躍している。こんな橋があるのはさすがは京都と言うべきだろうか。
古門前橋
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光秀首塚の位置


行者橋の位置


古門前橋の位置



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