枚方市牧野の紹介
片埜神社
牧野と言ってもピンと来ない方がほとんどでしょう。枚方市の北部にあり、樟葉の南に位置します。歴史は非常に古く、 弥生時代の遺跡や牧野車塚古墳が残っており、古代から開けた地域でした。
昭和20年頃の地図を見ると阪や養父といった古い集落が点在し、 松下電器の社宅やマンションのあるあたりはため池で、 牧野一帯に畑や水田が広がっていたようです。
昭和40年から50年代にかけて宅地開発が盛んになり、新興住宅が増え、昔の面影はほとんど消えてしまいました。今では時間の経過とともに古い集落と新興住宅地とが調和し、静かな佇まいを形作っています。
河内一の宮として知られる式内社。本殿は豊臣秀頼により造営されたもので、国の重要文化財に指定されています。

普段は地域の氏神として親しまれていますが、初詣や十日恵比寿には遠くからの参拝客で賑わいます。

我が家のお気に入りは二月三日に行われる節分会。厳寒の折、境内は張りつめた空気に包まれ、厳粛に行事が進んで行きます。護摩木の炎を見つめながら祝詞を聞いていると、ここが「瑞穂の国」である事を感じます。
枚方八景の一つで、 桜の名所として知られています。道路を挟んで大きく2つに分かれており、地元では上公園と下公園と呼んで区別しています。 桜の名所は上公園、 下公園にはグラウンドや遊具が整備されています。
上公園の中程に塚があり、 平安時代初期に坂之上田村麻呂と戦った蝦夷の長アテルイの墓と言われています。
牧野公園
穂谷川

枚方の東、穂谷に源流を発し、枚方北部の台地を西北に流れ淀川へ合流する川です。山田池などとともに沿川の農地にとって貴重な水源となってきました。

嬉しいことに近年の改修で階段式護岸が整備され、川の中へ入る事が出来るようになりました。

意外に自然は豊富で、魚や亀の姿が見られ、餌をあさりに鷺が飛来してきます。夏の夕方には小虫を狙ったコウモリが乱舞し、夜には蛙の鳴き声が賑やかです。
阪今池公園
枚方市立の大きな公園。穂谷川の旧河川敷に整備されたもので、今でも園内に名残の池が残っています。
砂場や遊具の他に広い広場があり、幼児を遊ばせるには最適で、わざわざ遠くから車で訪れる家族連れも見られます。
牧野公民館
枚方市立の公民館。地元の数々のサークルの拠点として利用されています。
我が家では、図書館で子供の本やなかなか個人では買う事の出来ない図鑑などを借りるのに重宝しています。
牧野車塚古墳
穂谷川を見下ろす台地上にある前方後円墳。 5世紀前半の築造と推定されています。全長107.5m、後円部直径54.5m、前方部幅44mの規模を持ち、 築造当時は2重の濠があった事が確認されています。
今では公園として整備され、 コナラなどのドングリの木が多い事から、幼児によるドングリ拾いの人気スポットになっています。我が家の次男も、保育所時代に足繁く通いました。
概略
祭礼は10月15日。
レポートはこちらをご覧下さい。


片埜神社の位置
牧野公園の位置


穂谷川の位置


阪今池公園の位置


牧野公民館の位置


牧野車塚古墳の位置