ちなみに電車でよく見る「モハ」や「クモ」などという呼称にはそれぞれ意味があり、それを理解できるとどんな車両か解ってしまう、
この善宝寺に残っている「モハ3」についてみてみると
「モ」というのは電動車、モーターが搭載されている車両。
「ハ」というのは車両の等級を示している。
等級というのは「イ」「ロ」「ハ」に分かれていて「イ」は3等級制時代の1等車、つまり一番豪華な車両ということになり、順に「ロ」はグリーン車、「ハ」は普通車ということになる。
最後の「3」は車種の区別のために使用され、登場順に若い奇数から使っていくのが基本だ。
つまり「モハ3」とはモーターが搭載された車両の普通車で3番目に登場した車両ということになる。
全ての国鉄、JR、私鉄、地方によっても呼称が若干ちがっていたり、現在では最後の数字が3桁になっていたりするので、全ての車両にあてはまるわけではない。
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昭和を支えてきたこの鉄道も、便利な世の中になっていく進化の波には勝てず、静かにその役目を終わらせている。
昭和50年、庄内交通湯野浜線廃止
その3年後に鉄道記念館として生まれ変わるも、1999年に記念館としての役目も終わり、今では誰も来ない静かな駅舎で余生を自然に任せて過ごしている。
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