建築物環境衛生管理技術者試
は、私は昨年(平成21年)合格しましたが合格率18・4%くらいでかなりの難関でしたので、何かお役に立てればと思い、参考の為に私の合格体験を報告します。しかし、これは受験技術であって、本当の実力ではないので、合格後は、しっかりと実力を磨いて下さい。
  当時の年齢63歳、ビル管の経験年数は最短の2年4日です。一発は合格不可能な年齢と経験年数及び生まれながらの低記憶力でした。受験申し込み時点では必要経験年数の2年に達していませんでしたので、受験資格の経験二年以上を満たす為に、職務経歴書を2回提出しました。
 昨年は、この他に、消防設備士乙6と乙4及び第二種電気工事士(実技)にもチャレンジしました。乙4は実技で失敗し落としましたが他は合格しました。
 
 しかし、肝心な建築物環境衛生管理技術者試験の勉強期間は実質四ヵ月しかありませんでした。
 そんな中で、合格作戦を作成し、合格にたどり着きました。
合格基準は、180点中65%以上(117点)、各科目40%以上です。
 無理なくとるために、まず好いといわれるテキストと問題集を購入しました。@ビル管理教育センター「新版 建築物の環境衛生管理」とAオーム社の「過去10年の過去問題集」、仕上げにBオーム社
「設備と管理」の直前号でした。「新版 建築物の環境衛生管理」は派遣先の所長からの推薦です。
 
まず、テキストを、C各科目ごとに、バラバラにしました。二万二千円の本、もったいないと思いますが、持ち運びが出来るようにしました。こんな分厚い参考書をまともに読む気はまったくありませんでした。
 次に、D問題集も、過去五年分を年度ごとにバラバラにしました。
それから、E問題集の年度表紙に、10回分の点数表を貼り付けました。F鉛筆は何度もきれいに消せるように2Bを使用しました。
 勉強は、おもに朝の通勤電車(小田急厚木から千代田線日比谷)の中で問題をやりました。
勉強の方法はG過去5年の過去問を何度もやり、H正解した問題を消去しながら、不正解問題に集中しました。消しゴムで回答欄を消しては、再度出来なかった問題のみに取り組みました。そして、I出来なかった問題で回答欄の説明で理解出来ない問題についてのみテキストを見ました。分厚いテキストを真面目に読んだら時間は幾らあっても足りません。そのために重要事項は過去問にあると思いますので、J過去問からテキストへ展開しました。とくに、L苦手科目の「ねずみ等防除」と「清掃」は、実務経験がなく、まったく素人なので、テキストを何度も見ました。この章節はそれほどのボリュームはありません。
 過去問の点数が平均90%超えれば大丈夫です。  勉強最後の日にオーム社「設備と管理」の直前号の模擬試験で135点取れれば、安心だと思います。私は、過去問が90%採れたし、模擬試験136点でした。そして。本番は123点でした。過去問さえ出来れば、充分安全圏です。(117点以上が合格)
 また、Mどうしても覚えなければならない数値や単語はカードを作って、強引に憶えました。
試験当日は、電車の中ではカードの見直しをやる程度でした。
 試験が始まったら、@鉛筆を握らず、問題全体を一巡して見る。全体像が判ったら、A鉛筆を握り、判るものだけの解答にマークする。B次に難しい問題に取り組む。C時間を見てどうしてもわからない問題には?マークを付け、感のみで解答する、感が働かなければ鉛筆を転ばしても解答する。Dもう一度、見直して、確実に判った問題には二重丸を付ける、多分大丈夫と思う問題には丸を付ける。E解答をマークシートに転記する。F転記ミスが無いか二度確認する。G終了の時間まであきらめず、見直す。絶対に早く帰ろうなどと考えない。
 帰り道の路上で、解答速報の送付サービスがあるので手続きをする。

 
解答サービスが来たら、自己採点し合否の予想をする。
合格の通知が来たら、免状の手続きをする。
暮れに、長妻厚生労働大臣名の免状(A4サイズ)が届きました。
 私の点数は、行政17点、環境19点、空気31点、構造10点、給水20点、清掃18点、ねずみ8点、合計123点でした。
 わたしの体験記が、合格のお役に立てれたら、うれしいです。あなたの合格を祈念しています。

ちなみに、わたくしはお陰さまで、67歳を超えてもまだ、現役で、仕事をさせていただいています。


 
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 建築物環境衛生管理技術者試験合格体験記 

更新 2013/06/01  藤沢市 小柳 隆夫