IT推進委員長の夢@
日詰商店会IT推進委員会 委員長 佐藤 祐輔
   『日詰商店街活性化事業における商店街IT活性化推進について』

   1 現状の把握
 
 日本は世界最先端のIT国家の実現を目指してe-JAPAN戦略に取り組んでいる。紫波町では、平成13年度において紫波町地域情報化基本計画(紫波町IT基本戦略)を策定し、“わくわくドキドキ みんなでつくる創発型ITタウンしわ”を基本理念として、3つのテーマ、3つの指標、9つの基本目標、14のプロジェクト、64の事業を掲げて「ITを活用したまちづくり」を進めている。総務省が示した「平成14年度IT政策大綱」の中核をなす重点施策の一つは「超高速ネットワークインフラの整備と促進」を謳う全国ブロードバンド構想である。紫波町は平成14年度において、地域の情報発信の中核を担う紫波町公共ポータルサイトを構築した。平成15年度には、総務省が実施する「地域イントラネット基盤施設整備事業」を受けて、「紫波町IT基本戦略」のリーディングプロジェクトXとして計画されていた「地域公共ネットワーク」の構築事業を実施することとなった。更に、その公共イントラの光ファイバー基幹伝送路とメタルの紫波町農業有線放送網(xDSL)を活用したハイブリッド型地域ネットワークが整備されて、全町ブロードバンド構想の夢が実現しようとしている。紫波町では全ての町民がITを積極的に活用し、その恩恵を最大限に享受できる社会が目の前に展開されようとしている。この取り組みは岩手県内においては勿論、全国に対しても「紫波町モデル」として、IT推進の範となる先進の事業として、情報発信できると期待されている。I T社会において危惧されている「参加できる環境・能力の格差(デジタル・ディバイド )」が克服され、その格差のない環境を整備していくことは、地域経済活性化の大きな起爆剤となるものである。商店、商店街にとって顧客密着度を高めるチャンスが到来している。

 
  2 商店街のITの現状 

 日詰商店街ではIT時代に対応すべく、平成12年11月から商店街有志による自主活動でホームページを作製して、Webサイト「しわ・おでんせ・もーる」(http://w ww.shiwanet.com)を立ち上げ、情報化時代に備えて来た。平成13年9月に、NTTの1.5メガのADSLサービスが当初予想より早く日詰地区中心に開始された。さらに、平成14年にはNTTは8メガに、Yahoo・BBからは12メガのサービスを受けることが出来るようになり、紫波町にブロードバンド時代が到来した。平成14年11月からは行政が主管する「紫波町ITサポート・センター」が商店街に開設され、IT推進の流れが顕著になりつつある。しかし、ITを経営に活用しようとするには、経営者の意識と技術の面からまだ敷居が高く、ライブカメラを利用した自動的ホームページ作り等の、ストレスのない環境が提供できるシステムの開発と経営者の意識改革が待たれる。
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