【第2話】両国橋の出会い
元禄15年( 1702年)12月。

赤穂浪士の一人、大高源五(おおたかげんご)は変装し、吉良家の動静を探るため、東京都墨田区内の本所松坂町へ向かっていました。両国橋まで来ると―

「あれっ、大高源五くんじゃないの」
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