2005年8月29日
『ちいさな くれよん』作:篠塚かをり、絵:安井 淡(金の星社)

私、イチオシの絵本です。

(ストーリー)折れて短くなった黄色いくれよんが、くずかごに捨てられていました。「ぼく、まだかけますよ。まだ、きれいにぬれますよ」と、そのちびて小さくなったくれよんは叫んだけれど、誰も気がついてくれません。だけど、ある日そのちびたちいさなくれよんは、広い外へ飛び出します。そして出会ったのは、色の薄くなったひよこの絵のついた靴や、捨てられていたおもちゃの自動車や、道端の石ころでした。どんどん自分のを体が小さくしながら、次々に黄色い色に塗ってあげます。そして、さらにちびてしまったくれよんは、最後の力を振り絞って、鈍く輝く空の星に色を塗るために、星に向かって飛んでいくのです。このお話は、ちいさな黄色いくれよんが最後にどうなったのかということは、一切書かれていません。子供たちに、ちいさなくれよんはどうなったと思う?といつも問い続けています。

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『わたしのワンピース』絵・作:西巻 茅子(こぐま社 )

娘のイチオシの絵本です。

(ストーリー)うさぎの子が、ある日外で遊んでいると、真っ白い布が空から落ちてきます。うさぎの子はミシンでワンピースを作ります。嬉しくて「ララロン、ロロロン」とウキウキしながら、白いワンピースを着て外へ出かけます。お花畑を散歩すると、そのワンピースはお花模様になり、雨が降ってくると、雨模様に変わり、野原を通ったら草の実模様に変わり、そのうちに、小鳥がワンピースの木の実を食べに飛んできて、たちまち小鳥の模様になったかと思うと、うさぎの子は空へ舞い上がります。虹の中を通ったらワンピースがきれいな虹色になり、夕焼けの空を通り抜けたら夕焼け模様のワンピースになり、星が輝く夜になったら、ワンピースは星模様に変化して、うさぎの子は眠ります。朝になり、また「ララロン、ロロロン・・・」と歌いながら散歩を続けていきます。

その時々の景色や時空の中で、色々な模様に変化していく白いワンピースが娘は欲しくて、欲しくて・・・どこに行ったら見つかるの?と聞いてきます。

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『はらぺこあおむし』作:エリック=カール、訳:森 比左志(偕成社)

初めて子どもに読み聞かせした絵本です。

(ストーリ)はらぺこあおむしが、月曜日から、毎日食べ物を探して、人間の食べ物をひとつずつ食べていきます。しかしお腹が一杯にならないはらぺこあおむしは、土曜日には、チョコレートケーキ、アイスクリームといった、子どもたちが大好きな食べ物をお腹一杯食べます。食べ過ぎてお腹が痛くなったはらぺこあおむしは、翌日の日曜日に、みどりの葉っぱを食べてほっとします。そしてお腹一杯食べて大きくなった後、きれいなアゲハ蝶に変身するのです。

あおむしが、自分が好きなお菓子やケーキを食べたりする驚きと同時に、絵本の本体に、あおむしが食べたと想像させるような穴が開いているので、その穴に子どもたちは自分の指を突っ込んで喜んでいました。あおむしになった気分を味わい、最後にきれいなアゲハ蝶に変身するなんて、まるで自分も蝶になって自由に飛びまわれるような、そんな楽しい気持ちにさせてくる絵本です。

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