バウルによるラロン音楽
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世界の秘境 (第3部の追加)  
バウルによるラロン音楽(バングラデシュ)
ラロン音楽とは バングラデシュに伝わる民間伝承音楽であり、バウル(吟遊詩人)と呼ばれる一座により村々を渡り歩いて演奏されてきた。

特徴として、村の人々に娯楽を与えるとともに、ヒンドゥー教やイスラム教の教義とも異なる独自の宗教観や価値観を説いていると言われる。

音楽を聴いた感じでは、一部のインド音楽に見られる高度に緻密に構成された音楽ではなく、中東(オリエンタル)の異国情緒溢れる音階を使用してもいない。また、中国の音楽のような粘着力ある旋律でもない。

ラロン音楽は、楽しく、開放的で明るい音楽だと思った。まるで日本の農村の宴会や祭に歌われる囃子歌のようだ。バングラデシュが日本と同じく農耕民族であることを象徴しているようだ。

ただし日本の民謡や演歌のように小節をそれほど効かせてはいない。
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