156.「命がけ・"駐車監視員"」
 全国で最初に"駐車監視員"に暴力をふるい、逮捕され、そして全国紙で報道されるのは誰か?、私は手ぐすねを引いて待っていました。

 
 違法駐車対策の強化のために道路交通法が改正されて、2006年6月1日より、運転者が車両から離脱した、いわゆる放置車両の取締りを、警察から業務を委託された民間法人の駐車監視員(みなし公務員の身分)が行なうようになりました。

 
 従来の違法駐車の取り締まりと大きく異なる点は、今までは違法駐車を発見した場合は、その車両に対して移動の警告(チョークで車両の場所、時間などを記録)を行い、一定時間経過後も違法駐車が継続されているた場合に初めて、違反切符の作成、違法駐車標章の取り付け、レッカー移動などの行政措置をとったのですが、6月1日からの「改正道路交通法」の下では、放置車両は即座に取締ることができることになります。

 
 暴力事件で逮捕者続出かと、当初は危惧(期待?)していましたが、日本人は順法精神が強いんですね。
新聞沙汰になるような大きなトラブルもなく、平穏無事に日は過ぎてゆきます。

 
 しかし6日目にして遂に、新しい法規制の下での違法駐車取締りの歴史に、永遠に名を留める勇気ある第1号が現れました。


(1)警視庁は6日、東京都目黒区のアルバイト店員、近○智○容疑者(25)を逮捕した。 近○容疑者は5日 港区六本木5の路上で原付バイクを放置駐車しようとしたところを男性監視員(36)に、「ここに止めてはいけません」と注意され、「うるさい」と言いながら監視員の右ひざをけり、 バイクで逃げたが、監視員がナンバーを覚えていたために逮捕に至った。

(2)駐車監視員の手にかみついて業務を妨害したとして、岡山県警岡山東署は13日、岡山市の自称行政書士、脇○誠○疑者(55)を公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。脇○容疑者は「母親を迎えに行って駐車を注意されたので腹が立った」と供述しているという。調べでは、脇○容疑者は乗用車を運転中の同日午後4時15分ごろ、同市表町1の市道で、駐車監視車の後ろに車を止めようとして男性監視員(38)に注意され立腹。窓を開けて監視員の左腕を引っ張り、手にかみついて軽傷を負わせ、業務を妨害した疑い。

(3)民間委託の駐車監視員に暴行を加えたとして、警視庁は、東京都府中市の無職、伊○ 清容疑者(45)を公務執行妨害の疑いで逮捕した、と17日発表した。
新宿署の調べでは、伊○容疑者は16日午後1時ごろ、新宿区西新宿8丁目の路上で、自分の車に駐車違反の確認標章を張り付けていた駐車監視員の男性2人に「違反を取り消せ」などと迫り、頭を平手で殴る暴行を加えた疑い。 伊○容疑者は、買い物のために車を止め、5分ほど離れていたという。暴行後、その場から逃げたが、監視員がナンバーを覚えていた。
<その後>
東京地裁は7月26日、伊○ 清被告に対し、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)を言い渡した。第1号の判決である。

(4)広島市内の市道で民間の駐車監視員を脅して取り締まりを妨害したとして、広島東署は18日、広島市の電気工事業、大○博○容疑者(45)を公務執行妨害容疑で逮捕した。
調べによると、今月9日午後3時ごろ、同市南区比治山町の駐車禁止区域の市道に止めてあった乗用車を駐車監視員2人が違反処理しようとしたところ、大○容疑者が駆け寄り、「何しとるんや、痛めつけるぞ」などと脅して、取り締まりを妨害した疑い。危険を感じた2人は同署に連絡、ナンバープレートから大○容疑者を割り出した。

(5)警視庁は6月30日までに公務執行妨害の現行犯で、東京都港区の会社社長、吉○龍○容疑者(70)を逮捕した。
調べでは6月29日夕、中央区日本橋人形町の路上で、内装工事用のワゴン車の男性(48)の駐車違反取り締まりを見て立腹し、「勘弁してやれ」などと怒鳴りながら、駐車監視員の胸を突くなどした。監視員が取り押さえ、同署員に引き渡した。「男性と面識はないが、仕事をしているのに罰金を取られるのはかわいそうだと思いカッとなった」という。

(6)大阪府警住之江署は2日、駐車監視員に暴行したとして公務執行妨害容疑で、堺市の自営業、亀○昭○容疑者(41)を逮捕した。
調べでは、亀○容疑者は6月30日午後1時35分ごろ、大阪市住之江区の府道で、駐車していた乗用車に駐車違反の確認標章を付けられたことに腹をたて、近くの駐輪場の自転車をけり倒した上、駐車監視員の男性(25)の体を押した疑い。
 

 実を言うと私も危うく、"駐車監視員"から違反切符を切られるところでした。
6月24日に横浜市港北区の知人宅を訪ねたのですが、駅から遠く離れた閑静な住宅地なので、また近くには有料駐車場もなかったので、知人宅前の路上に違法駐車をして小一時間、帰ろうと左車線に停めていた私の車に戻ったところ、私の前方約50メートルの右車線で、2人組みの監視員が、放置車両の写真を撮ったり、メモしたりの取締りをしていました。
 

 写真はその時の様子を、運転席から密かに撮ったものです。なにも密かに撮ることもなかったんでしょうが、撮っているところを見咎められたら、厄介なことになるのではないかと、私はビクビクしていました。
いやあそれにしても、あと5〜10分車に戻るのが遅かったら、私も間違いなく、罰金1万5千円のきつ〜い取締りを受けていたでしょう。














 

 

 久しぶりに新聞沙汰になる事件がありました。捕まったのは、こともあろうに……、


(7)テレビ朝日報道局の現役社員が、駐車違反を摘発されたことに腹を立て、民間の駐車監視員の取り締まり活動を妨害したとして、警視庁麻布署に公務執行妨害の現行犯で逮捕されていたことがわかった。
逮捕されたのは、同社報道局映像センターの清○信○容疑者(47)。

 調べによると、清○容疑者は3月11日(2007年)午前11時25分ごろ、港区麻布十番の路上に違法駐車をしていた自分の乗用車に、駐車違反の摘発ステッカーが張られているのを発見。数メートル先で別の放置車両の取り締まりをしていた駐車監視員の男性(48)に駆け寄って執拗に抗議したうえ、帽子を引っ張って体を揺すったり、腕をつかんだりした。清○容疑者はその場でこの男性に取り押さえられた。


                                                  
                                                 
                                                       平成18年7月1日















































山梨県警交通部のサイトから引用
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