大変なことになってしまいました。
私のメールの受信トレイが、メールマガジンで埋め尽くされてしまったのです。
私のホームページのアクセス数が低いところですっかり定着して、アップの兆しが見られないので、宣伝で見かけた「アクセスアップの為のメルマガ一括投稿」といったようなサイトに申し込みました。
そのサイトが特定されて、管理人から苦情が来るといけないので、あまり細かいことは書けませんが、申し込み時にメールのやり取りをした感触では、サイト自体は対応が非常に丁寧で、まじめな個人が一生懸命に運営しているという印象でした。
メールにも500件程度のメルマガが送信されてくるので、「送信の解除は自分で行なって下さい」との断り書きもあったので、ある程度忙しいことになるとは覚悟はしていたのですが、これ程までとは想像もしませんでした。
登録を終え、料金数千円を銀行に振込んだ翌日から、受信トレイにはメルマガが続々と入り始めました。
会社から帰って夜遅くにメールを開くと、数百件ものメルマガがはいっているんです。
トレイを埋め尽くさんばかりのメルマガの来襲に、私はすっかりうろたえ、とにかくこのメルマガの大群をなんとかしなければと、帰宅早々の疲れた体で、お風呂にも入らず、食事もとらず、とりあえずすべてを削除しました。
思えばこれが、メルマガとの果てしない戦いの前哨でした。
それからお風呂に入って1日の汗を流し、遅めの食事をしてビールを飲み、やれやれといった気持ちでメールの受診トレイを開くと、その僅か1〜2時間ぐらいの間に、また百件ほどのメルマガが入っていました。
大慌てで再び削除します。
しかし寝る前にもう一度トレイを確認すると既に百件以上ののメルマガで埋まっています。そして削除……。
翌朝目覚め、早速トレイを開くと、再びトレイが埋め尽くされています。再び削除……。
メルマガとの、尽きることの無い絶望的戦いが始まりました。
削除していて気付いたのですが、同じメルマガが、間歇的に何回も入ってくる、場合によっては同じメルマガが3つも並んで居座っています。
メルマガの内容の殆んどが、"HPのアクセスアップ"、"HPで金儲け"、"金融"、"商品宣伝"、"アダルト"などで、私は自分のホームページのアクセスアップが目的で一括投稿をお願いしたのに、ホームページを宣伝してくれるどころか、メルマガの宣伝の為に私のメールのトレイが利用されていることが分って、すっかり落ち込んでしまいました。
はっきり言って、私のホームページを新規登録し、"新着情報"などでそのホームページを紹介してくれるようなメルマガは殆んどなかったのです。
そういうメルマガでなければ、第三者が私のホームページに巡り合うチャンスは生まれないのですから、アクセスアップもなにもないわけです。
幸いにして私はホームページを立ち上げた時に、メールの殺到を予想して、セカンドメールを設けていたので、主メールには被害が及ばず多少は救われました。
登録後3日目ぐらいに、私は削除をいつまで繰り返していてもキリがないので、単純削除を断念して、登録解除の処理を始めました。
メルマガの文尾で指定してある通りに、1件1件解除していくんですが、1件解除するにも1分ぐらいかかります。
2時間もかかりっきりで相当数のメルマガの登録解除を行ないましたが、翌朝おそるおそるメールを開くと、前日と殆んど変わらない顔ぶれのメルマガが再びびっしりと入っています。
聞くところによりますと、メルマガ発行の大手サイトが7社ほどあり、そのメルマガを利用して別のメルマガを発行しているサイトは5万以上にものぼるそうです。
またそのサイトの提携サイトというのもあって、例えばAというサイトに登録をしたけれども、その提携先のサイトからもメルマガが送られてくるといったことで、メルマガが、蟻のように巣穴から列を作ってぞろぞろとトレイ上に現れてくる様子は、なんとも不気味でした。
根気強く解除を続けていけばいつかは効果が出るんでしょうが、私もそんなに暇ではないので、やむを得ず、せっかく取得したセカンドメールの登録を解除することに決めました。
最善の策です。
サーバーに登録解除を申告すればそれで終わりです。
私のセカンドメールは消滅し、その瞬間から、1件のメルマガも来なくなるのです。
メールも来なくなり、私もやっと平静の生活を取り戻しましたので、"アクセス解析"を使って、メルマガ経由による私のサイトへのアクセスがどれ位あったのか調べてみました。
私が"一括登録"をお願いしてから既に20日ほど経ちますが、今日現在メルマガ経由のアクセスは、1件もありませんでした。
私がこまめにメルマガの削除せず放置していれば、受信トレイは恐らく数万のメルマガで埋め尽くされていたでしょう。
にもかかわらず、それらのメルマガを見て私のサイトへアクセスした件数はゼロだったのです。
メルマガが、アクセスアップには何の効果もないということが分かっただけでも、大きな収穫でした。
もう「アクセスアップにはメルマガへ登録を!」の甘い囁きに惑わされることもありませんから。
私は以前、「バナー交換」「相互リンクによるアクセスアップ」などのサイトにも3ヶ月ほど登録していたことがありますが、そこからも、アクセスは全くありませんでした
私のホームページにそれらのサイトのバナーを載せると、リンク登録をしている個人サイトの管理者が訪ねてきてそのバナーをクリックしたり、バナーを開いてリンクの欄に、自サイトのURLを書き込んだりするという仕組みですが、書きこみはどんどん行なわれ、私のサイトへの登録は直ぐに100件に達したにも拘わらず、アクセスカウンター1回もまわりませんでした。
リンクの欄は、100社ぐらいのサイトが登録されて、それらを一覧することができるようになっていますが、書き込んでいくサイトの殆んどすべてが、"HPのアクセスアップ関係"、"アダルト"、"金融"、"商品宣伝"などのサイトでした。
どういう仕組みになっているのか分かりませんが、それらのサイトの業者さんは、私のサイトを開いてから書き込んでいくわけではなく、サイトを開くことなく、即ちアクセスカウンターを微動だにさせることなく書き込んでいきます。
私には何のメリットもありません。
私の"アクセス解析"には、業者が訪ねてきた痕跡が全く残っていません。
私のサイトは、宣伝業者蹂躙されていて、アクセスアップの為の何の貢献も受けていない。
3ヶ月の間で相互リンクサイト経由のアクセスはゼロでした。
効果が無いことが分って、それらのサイトのバナーは即座に削除しました。
業者さんの助けを借りてのアクセスアップの試みは、既に限界に来ており、思ったほどの効果がないと言われています。
業者さんは所詮、スポンサーからの宣伝広告費で収入を得ていらっしゃるわけですから、他人のサイトのアクセスアップよりも、自らのサイトのアクセスアップの方に熱心なのは当たり前のことです。
私はその現実を、身をもって体験しました。
そして今私のホームページは、なんの宣伝バナーも載せず非常にきれいです。
平成15年9月7日
131.「"メルマガ"の洪水で溺れそうでした」