私にとってパチンコを止めるのは、決して難しいことではありません。
何しろ今まで100回近くも、パチンコを止めた経験があるんですから。
と、外国の作家が、禁煙にかこつけてジョークった言葉を、パクってしまいました。
私はパチンコと言ったら、「海物語」<「新海物語」もあります>しかやらないんですが、「海物語」をする人は例外なく、リーチがかかる度に、盛んに台を叩きますね。
この台を叩く行為を業界では、「台をドツく」と言います。
私みたいに、全くドツかない人は、本当に稀です。
不思議なことに、常連ほどドツきます。
パチンコというのは、玉がスタートチャッカーに入った瞬間に抽選されて、はずれるか、リーチがかかるか、ノーマルで当たるか、確変で当たるかが決まってしまうらしいです。
分かりやすく言えば、保留玉としてチャッカーに納まっている時には、既に玉の運命は決まっています。
いくらドツいても、事態が好転するものでは決してありません。
それを知ってか知らずしてか、常連の皆様はよくおドツキになります。
これは全国共通の傾向らしいです。
先日最悪なオバさんに遭遇しました。
普通はリーチが来た時に、当たりを呼ぼうとして台をドツくんですが、そのオバさんはリーチを呼ぼうとしてドツくんですね。
従ってプレー中オバさんは、台を終始ドツキっぱなしになるんですが、隣で打っている私は、集中心をそがれることこの上なしで、反対隣で打っている別のオバさんも困った顔をしていました。
そこで私が注意をしようと思って、オバさんの方に向き直ったのですが、離れた台で打っていて、時々やって来てはオバさんと話し込んでいる親父が連れらしく、怖そうな顔をしていたので、止めました。
蛇足ですが、女子大生風の結構可愛い女の子がひとりで打っているのをよく見かけますが、まかり間違っても、隣の台に場所取りして、お友達になろうなどと考えてはいけません。
大抵の場合、離れた台で、連れのヤサ男が打っていますから。 トラブルのもとです。
このオバさんはしかもタチが悪く、タバコを決して手放しません。
普段は空いているはずの左手が、ドツく方に動員されているもんですから、タバコを口にくわえたまま、絶えずスパスパやっています。
たまったものではありません。
なにしろ隣で打っている私は、生まれてこの方、いたずらにもタバコを吸ったことがない男なんですから。
タバコの煙には、吸い手の口から直接に吐き出される主流煙と、火のついたタバコの先から立ち上る副流煙というのがあって、副流煙の方が、発がん性物質「ニトロソジメチルアミン」を含んでいて、はるかに体には悪いそうです。
主流煙のみならず、私にとっては毒ガス同然の副流煙までもが、まともに私の鼻先に 噴射されます。
私はかつて、タバコの煙で気管支をやられて咳が止まらなくなり、それが原因でしばらくパチンコを止めた経験もあるんです。
と、ここまで書いてきてふと気が付いたんですが、パチンコ愛好者の90パーセント以上は、タバコを吸うんじゃないでしょうか?
吸わない人には滅多にお目にかかったことがありません。
最近パチンコ屋の悪い噂をよく耳にします。
パチンコ台に不正なハーネスを取り付けて大当たりの確率を変えたり、遠隔操作で出玉調整をしている店が大半だという噂です。
もしそれが真実だとすれば、我々パチンコ愛好者は、絶対に儲からない回収台で遊戯させられているようなものですね。
そこで私は、皆さんのパチンコへの過度な没頭を諌める意味で、「諌パチ宣言」を起草しました。
「私は次の理由で、断固たる決意でパチンコを止めます!」
1.主流煙と副流煙の2段攻撃で、確実に、肺癌で死ぬ。
2.不正ハーネスと遠隔操作で絶対に勝てない。
3.パチンコで勝てるのは、全遊戯者の僅か数パーセント。
4.サラ金に追われ、家庭が崩壊する。
5.負け続けることで性格が歪み、人相も悪くなる。
皆さんの中には、パチンコを止めたいと思っている方も大勢いらっしゃるはずです。
そういう方は、この5箇条を、ご先祖様の仏壇の前で、毎朝唱えて下さい。
やっと書き終りました。
それじゃ今からパチ・・・・・、あれ?
平成15年5月23日
112.「諫 パ チ 宣 言」